NPC一覧
《第1区》
【神子】アイン
所属:偶像の魂 性別:不詳
髪色:銀 瞳色:ライトブルー
容姿:中性的 体格:細身
《偶像の魂》のトップであり、神の声を聞く神子。丁寧な口調と物腰柔らかな態度で紳士的だが、絶対神ゼウスのことになると、どんな残虐行為も厭わない過激さを持つ。
本当に神の声が聞こえるかどうかは定かではないが、人並み以上の聴覚と視力を持っているのは確かである。
第四区トップとは既知の仲のよう。詳しいことは不明。
なお、天然疑惑あり。
「全ては神のため。我らが神が望むのであれば、わたしは何としてもやり遂げてみせましょう」
【断罪者】リターニア
所属:偶像の魂 性別:女
髪色:黒 瞳色:ダークブルー
年齢:20
《偶像の魂》の一員。実はアインといつでも直接会話できる数少ない人間。地位としてはかなり高いどころか右腕的存在でさえあるが、本人は全く気にしていない。
アインを盲目的なまでに信じており、アインの言葉が彼女のすべてである。ゼウスも信じているがそれはあくまで「アインがいると言ったから」である。
武器は黒い大鎌。断罪者の名前通り、神子アインが背徳者と判断したものたちを裁く(殺す)役割を背負っている。しかし年齢のわりに言動は単純で幼いと感じられることが多い。
「アインさまがそう言ってたもの。疑う余地なんてないよね?」
「ふうん。それで言い訳は終わり? それじゃあ死んでね。バイバイ」
《第2区》
【将軍】マサムネ
所属:災いの死神 性別:男
髪色:黒 瞳色:黒
容姿:壮麗 体格:長身
《災いの死神》トップの実力主義者。日本人の父を持つ。ただ純粋に戦いが好きな戦闘狂というだけで殺人を快楽としているわけではない。弱肉強食をモットーとしているが弱いもの虐めは嫌っており、案外いいヤツである。
地上第四区のトップとは知り合いらしいが、本人が多く語りたがらないので詳しいことは不明である。
日本刀を武器とするが、抜くことはほとんどない。ギャンブル、ボードゲームなど賭け事も好む。
「弱い者の上に強い者が立つ。弱肉強食ってやつさ。俺たちはただ、それを実践してるだけだぜ?」
【影法師】ネイヴ
所属:災いの死神 性別:男
髪色:灰 瞳色:灰
年齢:27
《災いの死神》における幹部(扱い)の四冠の一人。無類の本好きであり、ジャンル問わず様々な種類の本を集めている。数年前に二区の住民たちの争いに巻き込まれて家が全焼しているため、現在の蔵書数は少なめ。それでも図書館としてギリギリ運営できる程度の蔵書はある。
他の二区住人として大きく違うのは「戦いが特別好きという訳ではない」ということ。本の購入費や家賃を稼ぐため、あるいは物珍しい本をコレクターから守るために強くなった。好んで争いをしているわけではないがその運動神経は天才と称するに等しいといえる。
落ち着いた短髪。視力はあまり良いとはいえない。普段はコンタクトだがまれに眼鏡を使用する。
マサムネの考えは気に入っているが、特別尊敬しているというほどではない。そのため彼の扱いは雑。勝負をしても敵わないことは分かっているので怒らせないようにだけ気を付けている。
武器は数本のナイフ。力よりも速さで勝負するスタイル。
「僕は本を愛している。ただそれだけですよ」
「……前から思っていたことですが、あなた馬鹿ですよね」
【邪毒】ミリニア
所属:災いの死神 性別:女
髪色:紫 瞳色:青
年齢:25
『邪毒』、あるいは『蛇毒』と称される女性。四冠の一人で主に暗殺を得意とする。毒薬を塗ったナイフや簪を持ち歩きそれらを使って戦う。首筋に一針刺されるも、小さな違和感しか感じずそのまま毒でやられるというタイプの犠牲者も多い。
個人戦、特に暗躍するタイプの戦闘は得意であるが、集団戦は苦手という面も。ただし出来ないわけではないので、必要に迫られたなら集団戦にも加わる。
気に入った男性を殺そうとする悪癖がある。ただし、それで死んでしまうと興が冷めたと言って記憶の片隅にも残してもらえない。四冠の一員となったのはマサムネにその腕を買われたから(自称)。ちなみに何度かマサムネに夜這いを仕掛けたが、尽く失敗しているらしい。
腰まである長い髪を持っており、しっかり手入れされたそれは何気に自慢らしい。
同じく四冠を務めるウェンとは『甘い物好き』という共通点から仲がいい。
「まあ……素敵な殿方……ぜひ私に殺されてくれないかしら……」
「困るわ……ええ……だって、私は貴方にこれっぽっちも興味を持てないもの……それなのに殺すだなんて……」
【沈黙者】レギアンシャール
所属:災いの死神 性別:男
髪色:赤 瞳色:赤
年齢:20
沈黙者の名の通り物静かな男性……であればよかったのに、とはネイヴの談。常にハイテンションな四冠所属の男性で、何かと騒がしい。クスリとは無縁であるにも関わらず、なぜかクスリをやっている奴ら以上に危険な香りがする。ただの馬鹿かと思いきや案外頭が回り、四冠の指揮官を務めることもある。
沈黙者とは当然ながら本人の様ではない。彼が殺す相手はなぜか重要事件に関わっている人物が多い。そういった人々を、全てが明るみに出る前に殺してしまうので全く状況が掴めず、当事者たちも『沈黙』したままだということから皮肉のようにしてつけられた。
戦いが好きで、力業よりも繊細な技術を用いた戦法を好む。複雑な動きが取りやすいという理由から二本の刀を操って戦う。二刀流、というわけではない。本人いわく「二本同時に扱うより、戦闘の途中で使う刀を入れ換えた方が混乱させやすい」とのこと。
なお、剣ではなく刀なのはマサムネに憧れているためである。
「やああって参りましたぁぁぁ! この俺、レギア様の見せ場がよおおぉぉぉっっ!」
「ざああああああんねんっ!そっちは外れだぜ、ぎゃはははっ!」
【機械人】ウェン・ウォン
所属:災いの死神 性別:女
髪色:黒 瞳色:青
年齢:28
アジアのとある国に祖先を持つ女性。感情の起伏が表に出にくく、表情も読み取りにくい。その様子や黙々と細かい作業を丁寧に行うので『機械人』と呼ばれるように。勿論、本人は普通の人間である。
チャイナ服を来ていることが多い。口数も決して多い方ではないが、四冠やマサムネをはじめとし、それなりに付き合いの長い人であれば問題なく伝わる。
二区の住人の例に漏れず、かなりの戦闘狂。強い相手との戦いを好む。同等の打ち合いが可能な相手との戦闘中は無自覚に笑みを浮かべるほど。特定の武器は用いず、親より受け継いだ『武道』で戦う。
責任感も強く、任されたことはきっちりこなすタイプ。マサムネに圧倒的力量差で負けて以来、彼のために動くようになった。現在は四冠の一人として名を馳せている。
意外なことにミリニアと仲が良く、プライベートで一緒に行動しているところがよく目撃される。
髪は短いが小さなリボンの髪飾りをサイドに必ず付けている。身長は低くはないのだが高身長のミリニアと比べるとどうしても低く見えてしまうため少々コンプレックスとなっている。
「肯定。それは我々にとって有益となる」
「無論。私は私の仕事をこなすのみ」
《第3区》
【首領】アリア
所属:眠る心臓 性別:女
髪色:茶 瞳色:ライトグリーン
容姿:つり目 体格:低身長
《眠る心臓》の総長にして巨大マフィアの首領。まだ若いが商売関係において右に出る者はいないほどの実力者で、シビアなビジネスを展開している。それ相応の対価が支払われるのなら相手を問わずどんなものでも売ってしまう。
また彼女自身が科学者でもあるため、自前の薬を個人的に売り捌くこともある。
自衛と称し、劇薬を小瓶に入れていくつか持ち歩いている。だが、外出より研究所に籠る時間の方が長い。
「はあん、なるほどね。それで武器が欲しいわけだ。金次第じゃ乗ってやるぜ。幾ら出す?」
【配達人】ヤマト
所属:眠る心臓 性別:男
髪色:黒 瞳色:黒
年齢:25
スーツに身を包み、第三区の都市の入り口付近で観光業と配達屋を営む青年。観光業は新人タカリともいう。配達屋をメインに、『人の配達』と称して人事仲介をすることも。顔は案外広い。両親は日本人で、父親が《眠る心臓》の元幹部。病で父が亡くなり、後を継ぐ形で組織幹部となった。そのため一部の人には楽して幹部になったと思われがちだが、父親がなくなる以前よりアリアに幹部としての勧誘を受けており、悩んでいた頃に父が死亡。丁度いいからと所属したので七光りではない。
護身用の武器として高圧水鉄砲を持つ。人を殺すまではいかないが、護身用としては十分な威力。本人は頭脳派なので進んで戦闘をするわけではない。
「なあオニーサン、ボク最初に言うたよね? 『ぼったくりも多いから注意やで』って」
【副官】シャーロ
所属:眠る心臓 性別:男
髪色:黒 瞳色:ライトグリーン
年齢:30
《眠る心臓》の幹部の一人。表面的地位はヤマトと同等だが、実際は彼より地位が上。アリアの次に権力を持ち、幹部たちを取りまとめている。目付きが悪く、表情がほとんど変わらないため初対面では「嫌な奴」と思われることが多い。実際はそうでもない。
アリアにもタメ口で話す。敬語を使うことはほとんどなく、そのため交渉には向いていない。敬意を払うのはアリア(の家族)に対してのみと言っている。アリアとは親戚らしいが詳細は不明。
戦闘能力は皆無。精々逃げる程度のことしかできない。外を出歩くときは必ず護衛を雇う。
頭はかなりいい。組織運営に当たって機械を使うことはほとんどなく、ほぼ全ての計算を暗算で行うほど。ある人物いわく、「正当インドア派」らしい。
なお、都市特有の残酷さはあれど、驚くほどマトモな常識人である。そのため一部の奇行に胃を痛めていることが多い。
「おい、アリア。それにいくら使った? 言ってみろ、怒るから」
「俺は戦闘能力なんざ皆無だっての。余所当たれ、余所」
【学者】パトラシア・J・アルゼフ
所属:眠る心臓 性別:男
髪色:茶色 瞳色:ダークグレー
年齢:27
五年前にコンコルディアへやって来た稀代の天才学者。飽くなき探究心を満たすために活動し、高い評価を受けてきた。都市に来ても基本的なスタンスは変わらず、あらゆる文献を漁る。彼の長期的な目標は『世界を知ること』だと明言している。
都市に来る前に稼いだ賞金で一生遊んで暮らせるほどの財力を持つが、そのほとんどが情報や文献の入手に消費される。都市にいる間もいくつかの本を書き上げ(本人曰く「情報を整理した自分用メモ」)高値で取引される。
【賢者の石】の一件以来、アリアの監視のもと《眠る心臓》に所属することになった。
よく何かを加えている様子が目撃される。一見してたばこのようだが実際はただの棒つき飴。お気に入りはソーダ味らしい。
「残念だけど、私はお金に興味があるわけではないんだ。ただこの身を焦がす知識欲に従っているだけだからね」
「簡単なことさ。その視線、その表情、あるいは重心の位置。それらを統合して考えれば、すぐに次の動きを予測できる。……無論、異能を使われてはどうにもならないんだけどね」
《第4区》
【異端者】ナンバーゼロ
所属:愚か者達 性別:男
髪色:黒 瞳色:黒
異能:君臨する者
外見は20後半から30前半。《愚か者達》のトップの青年。長らくコンコルディアを離れていたが、この度帰還。都市を離れた理由、戻ってきた理由は不明である。
腰まである黒髪をうなじ辺りで一くくりにしている。黒いパーカーに迷彩柄の七分丈ズボン。右足は義足だが運動に支障はない。右頬に【No.0】という黒い刺青がある。
明るくフレンドリーな口調で、常に笑顔を浮かべている。基本テンション高め。怒っているときも笑顔は浮かんだまま。タケナカ、マサムネの恩人であるが詳しいことは不明である。
なお、第四区の住人を異能の有無にかかわらず大切にしており、決して彼らを傷つけない。おっさんだろうとロリだろうとマッチョだろうと第四区の住人は全て「かわいい」と称す。
本名は不明。顔の刺青よりナンバーゼロと呼ばれるが、それはあくまで呼称である。
「僕はナンバーゼロ。《愚か者達》の異端者さ。さあ、君の力を見せてごらん!」
「あはは、かわいいなあ、かわいいなあ。こっちまでおいで。お兄さんをもっと楽しませて!」
【軍師】タケナカ
所属:愚か者達 性別:女
髪色:青 瞳色:青
異能:座標指定
マサムネの義理の姉。血は繋がってない。ナンバーゼロ不在中、《愚か者達》の仮トップとして第四区を纏めていた。極度の面倒臭がりであり、戦闘になると異能を使って戦わず逃げる。マサムネはタケナカに一度も勝てたことがないのだが、それは異能により逃げられるからであり、純粋な実力はほぼ同等。
真トップのナンバーゼロは恩人。詳しくは不明だが、かなり信頼している。
■異能:座標指定
指定した場所と自分の現在位置を入れ換える。空間転移とは違い入れ換えるだけなので、指定場所に人がいればその人と自分が入れ換わることになる。視界に入っている場所と自室以外を指定できないため、一瞬で長距離移動ができるわけではない。ただし繰り返し使用すれば空中歩行も可能である。
「ゼロは恩人です。でも、それだけではありません」
「戦いは嫌いですよ。疲れるし、汚れますから」
【贖罪人】アルバート
所属:愚か者達 性別:男
髪色:金茶 瞳色:緑
年齢:18
異能:誰が死を見たまうか
父親を亡くした少年。詳しくは語らないが、どうやら一区の住人に父親を殺されたらしい。その際に《災いの死神》や第二区を馬鹿にされるような出来事があったらしく、それを理由にして『一区に復讐を行うための人材』を集めていた。
明るく愛嬌のある人物。筋肉が付きにくい体質。そのため、軽い体を生かした体術を用いて戦う。一応拳銃を扱う知識もあるが、得物とできるほどの実力はない。まだ若いため粗削りな部分が目立つ。自分の実力に関してはまだまだだということを理解している。
イベント〔復讐の牙〕にて異能を発現、四区へと所属を変える。
■異能《誰が死を見たまうか》
過去を知る異能。死の間際、あるいは生と死の狭間にいるときにしか発動しない。知れる過去は本人が知りたいと思っていることに関連するものであり、かつ、生または死に関係する記憶のみである。昏睡時に夢として見ることになる。本人が関わっているかどうかは関係なく、ただ事実だけが見られる。
「おれ、弱いから。迷惑になるかもしれないけど……それでもよければ、ここに、四区に置いてください」