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荒廃都市『コンコルディア』
世界に嫌われた都市。『死の国』とも呼ばれる無法地帯。第1区~第4区までの大まかな区分けのされた地上と、地下がある。住んでいる人々は皆どこか異常で、マトモな人間は誰一人としていない。
・地上第1区
宗教組織《偶像の魂》の管理する区域。他の区域に比べると比較的安全だが、あくまで「比較的」である。
──《偶像の魂》──
絶対神「ゼウス」を信じ、盲目なまでに信仰する組織。その信仰故かは定かではないが、超人的な身体能力を身に宿している。神子と呼ばれる存在が頂点におり、絶対神のためならばどんな残虐なことでも迷いなく実行する。
・地上第2区
戦闘集団《災いの死神》の支配下にある区域。地上では最も危険とされる区域で、一瞬でも気を抜けばあっというまに死んでしまう場所。
──《災いの死神》──
狂った者たちの集まり。組織として成り立っているのかも微妙な状態で、トップと四冠と呼ばれる者たちの下、なんとか纏まっているといった形。お互いに仲間意識はなく、破壊衝動のままに行動する。特別な力はないが、戦闘技術が高い。
・地上第3区
商業連合《眠る心臓》が運営する区域。生活に必要なものや武器、麻薬も含め、コンコルディア内にあるものは全てここで揃うといわれている。危険なものも販売されており、なかには詐欺商法も混ざっているので注意が必要。
──《眠る心臓》──
あらゆるものを作り、あらゆるものを売買する者たちの集まり。その始まりは違法ドラッグの売買を行っていたマフィアで、トップは当時の血を引いた者。知識に貪欲で目新しいものが好き。
・地上第4区
はぐれ者の集まり《愚か者達》が統括する区域。4つある区域のなかでは最も狭い区域だがそれは人数故であり、むしろたった数十人で区域を維持していることが異常である。仲間意識が強い。
──《愚か者達》──
他の区域を治める3つの組織と比べると圧倒的に人数の少ない集団。その危険性はコンコルディア最上だが、彼らから仕掛けることは無く正当防衛という名の過剰防衛を行っている。生き抜くために備わった異能をもつ者が多い。
・地下東区
通称『ゴミ溜め』。道具も、武器も、人も、とにかく要らなくなったものが捨てられる場所。
出入り口は鐘の塔内部のみ。『廃墟となった地下街』で、蛍光灯があるものの、光は弱く、接触不良のためか点滅を繰り返している。準備がなくても辺りを見る程度なら大丈夫だが、懐中電灯などの灯りがあった方が安全。