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抹茶小豆の○○文字小説

200文字小説 文学少年

作者: 抹茶小豆

優しい木漏れ日の中で、少年は手にある文庫本を閉じた。

タイトルは「耳なし芳一」

平家の怨霊に魅入られた芳一を助けようと、偉いお坊さんが体中にお経を書き込むが、耳にだけ書くのを忘れてしまったために怨霊に耳をちぎり取られてしまったという話。


少年は、端正な顔をしかめた。

「まあ、何を読んでいらっしゃるのかしら?」

遠巻きに女生徒が噂する。


「耳が問題なんじゃない!芳一はアノ部分にお経を書いてもらったんだろうか…」


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― 新着の感想 ―
[良い点] 表題に、文学少年、とあったので読み始める前に心構えをしました。 読んでみると、一枚の風景画の景色から緊張した空気が醸し始めた。 そして、女生徒の登場で、感情移入がピークに達する なんだ、彼…
2010/06/23 12:35 退会済み
管理
[良い点] 楽しませていただきました。 たしかに疑問ですね。笑 悪霊がアノ部分を欲しがってなかったのでは… 何はともあれ面白い作品でした。
[良い点]  あはははは。ソコですか! ラストの一文で、展開が意外で、ちょっとコケながらも笑える。そんなお話になってると思います。 [気になる点]  ラスト手前の女生徒、この二行はこの作品に必要だった…
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