第19章 爆笑&涙のランウェイショー!? 厳しい採点からのやり直しファッション
ランウェイに流れるBGMは、
ゴージャスさゼロの謎テクノ。
ライトがチカチカと点滅し、
マネキンたちが無表情で拍手を打ち鳴らす。
「……い、いくぞ……」
まどかはヒョウ柄とフリルの不協和音なコーデで、
ぎこちなくランウェイの真ん中へ一歩踏み出す。
「モデルさんみたいに歩けばいいんだよね……!?」
カッ……カッ……
ぎこちない足取りに、後ろで華と柚葉が応援する。
「頑張れー!! 笑わないで歩けー!!」
だが、柚葉は自分のスカジャンフリルドレスを
ヒラヒラさせて踊ってしまい――
「見てみて! 私、めっちゃ似合ってない!? ヒラヒラァァ!!」
「お前、ふざけるなー!!!」
まどかが盛大にずっこける。
続いて華が登場。
羽根つきゴスロリで小刻みに震えつつ、
小さくお辞儀して一歩、二歩。
パタンッ
重すぎるリボンが頭に落ちて視界ゼロ。
「見えないぃぃぃぃ……!!」
マネキン審査員の目が鋭く光った。
最後に柚葉は完全にノリノリ。
ランウェイ中央で謎のターン&投げキッス。
「ファッションは自由だーーー!!」
採点結果――
「柚葉:62点。自由すぎる。
華:55点。可愛いが崩壊。
まどか:48点。面白いがダサい。
蠅野:……論外。」
「論外て!!!」
蠅野はシルクマントをバッサァと振りながら
悔しそうにブンブン飛び回った。
マネキン審査員が無情に告げる。
「基準未達成。
全員――着替え、やり直し。」
「えええええええええええ!!!!」
ハンガーロボ軍団が再びズラァァァッと列を成し、
無慈悲な自動着替え地獄が始まる――!!
「もうやだああああああああああ!!!!」
涙と笑いと布の海の中で、
三人と一匹(?)は再びファッションを磨き直すのだった――。




