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サーシャ・アルカイドの報告書 3
皇太子マルスの寝室に置かれた念糸の呪具について
寝室に置いたのは、オルド・レイドン
念糸は、ルクセイド・ハックマンの指揮のもとキンブル製糸商会によって作られた。
なおキンブル製糸商会が作業をしたデイバー通りでは、念糸の製造過程でアルハラの毒により、呼吸器系の病の患者が多く出て、疫病騒ぎになった。
なお、ルクセイド・ハックマンは、月影邸という娼館でマリアという娼婦に襲われる。
マリアは遠隔魔術により、ハックマンを害するように操られていた。
ハックマンに念糸による製品を注文していたブリックス伯爵は、馬車の事故で重体。
事故については今後の調査を待つ。
なお神殿側の調査をしていたウイリアム・ローザーは、メルダー祭司の命令を受けていた。
ハックマンを狙った魔術師は誰なのか、また、事件の黒幕は、ブリックス伯爵なのか、現在はまだ調査中である。
第四部は四月に更新予定です。




