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魔王を1日で倒せるまで帰れません!

「やっと倒した・・・」

僕は倒れる魔王に向かってつぶやいた。


「やったわね!」

仲間がそう言う。


「これで現実世界に帰れるのか・・・」

僕は言う。


そう僕は異世界転生で、この世界にきていた。

そして、魔王を倒すと現実世界に戻れるのではないかと思い、ここまで頑張って来れた。


「これで剣と魔法の世界ともお別れか、寂しいと言えば寂しいけど」

僕はつぶやく。

そう、剣と魔法の世界を現代世界の知識と経験でなんとか戦ってここまでこれた。


「行っちゃうのね・・・」

仲間がそう言う。僕の体がだんだん透明になっていくからだ。仲間には僕が魔王を倒すと現実世界にいくと話してあった。


「そうみたいだ」

僕はそういった。


「そう、残念ね、楽しかったわ」

仲間はそう言う。


「いままでありがとう」

僕は仲間達を抱きしめながらいった。

そして僕の体はこの世界から消えていった。


と思っていた。


「ここはどこだ?」

僕はつぶやく。黒い世界。ここは精神世界だろうか・・・?


Congratulation


ぼくの頭のなかにそのメッセージが届く


「コングラッチュレーションか。ありがとうございます」

僕は謎のメッセージの主に対してつぶやいた。


今回のクリアタイム


「ん?クリアタイム?なんだこれ」

僕はつぶやく。

嫌な予感しかしない。

なんでそんなものがでるんだ。


報酬 記憶を持ってニューゲーム


「おいおい、まてまて」

僕はつぶやく。

それはまずい。

それはまずいよ。


報酬リスト

記憶を持ってニューゲーム

記憶を持って現実世界に帰還


「なんだこの報酬リストは・・・もう一回やれってことなのか・・・あの死闘を・・・」

僕はつぶやく。それは辛い、いま長きに渡る戦いが終わったところなのに、もう一度やらないといけないのか


「体が光はじめてる・・・」

もう戻るということか・・・仕方ない。

こうなったら割り切ろう。


「報酬リストの確認しよう。現実世界に戻る条件は・・・?」

僕は呟きながらリストに目を通した。

今回の報酬が記憶をもってニューゲーム。

これはタイムに応じていろいろもらえる仕組みらしい。


つまりこれが肝だ。

次からはこのことを念頭にいれて異世界冒険しなければならない。


「現実世界に戻る条件。1日で魔王を倒すこと」

僕はその条件を口にして絶望した。

それはちょっと頑張ればなんとかなるような条件じゃなかったからだ。


「まじかよ・・・だってこのボス倒すのに一年かかったんだぞ・・・?」

僕の体は透明になって、また異世界に転生した。


僕の新たなる冒険が始まった。

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