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登場人物紹介 Part1

 天正十年五月二十八日時点のデータ


 織田信長 49歳

 三英傑の一人。戦国の覇王。第六天魔王。

 戦国時代の武将で、好きな人誰? って聞いたら、大抵信長の名前が出る。

 天上天下唯我独尊にして、容姿端麗・文武両道の才色兼備と、時代を先取りした化け物。

 あまりにも天才過ぎて、周りがほとんど理解出来なかった可哀想な人。大丈夫! 四百年後には、『なろう系主人公』と同じ属性だから、きっと受け入れられるよ!

 敵対する奴や、自分を侮辱する奴は一族郎党皆殺しにする為、恐怖の大魔王と化している。

 しかし、身内には激甘であり、特に孫を溺愛する様子は家臣達に衝撃を与えた。

 彼の属性に、『ギャップ萌え』が追加された瞬間である。

 ――呼ばれ方一覧

 上様・前右府様・父上・おじいさま


 織田信忠 26歳

 次期天下人。覇王の正統後継者。

 言わずと知れた信長の後継者。

 19歳で織田家の家督を継ぎ、信長のスパルタ教育で着実と力を付ける。

 武田征伐戦において、覚醒を果たした。

 正直、父上は天下統一後の厄介事を、全て自分に押し付ける気だと薄々気付いている。

 知らん間に、信忠軍団が出来上がっていて内心首を傾げていたのは、墓場まで持っていくつもり。

 妻と息子の仲が良くなくて、胃がしくしくする。最近、専用の胃薬を処方してもらった。

 最愛の息子である三法師が、相模の北条家から二人も嫁を貰ってきた時は、内心怒り狂っていた。気分は、『貴様に、お義父さんと呼ばれる筋合いは無い! 』と、娘の彼氏に怒鳴り散らす頑固親父そのものである。

 ――呼ばれ方一覧

 岐阜中将様・左近衛中将様・殿・奇妙様・父上


 羽柴秀吉 45歳

 三英傑の一人。史実では、天下を治めた。

 信長四天王の一人かと思いきや、実は秀吉は四天王では無かった。内心ショックを受ける。

 後に、秀吉を加えた織田家五大将と名が改まり、嬉しそうにしていたと言う噂。

 人心掌握術に関しては天性の才を持ち、情報戦の達人。カースト最下位の立場から、数々の奇策で武功を挙げ続け成り上がった。

 だが、その事が災いして、血筋だけが取り柄の凡人からはめちゃくそ嫌われる。

 現在は、軍勢を率いて備中国に侵攻し、毛利方の清水宗治が守る備中高松城を、水攻めに追い込んでいた。信長に、褒めてもらう気満々である。

 信忠とは古くから親交があり、息子のように慕っている。それ故に、三法師については目に入れても痛くない程、溺愛中である。

 三法師への貢物の、約八割が秀吉からである。

 ――呼ばれ方一覧

 筑前守様・藤吉郎・藤


 明智光秀 67歳

 信長四天王の一人。その半生が謎に包まれてる。

 清和源氏土岐氏の家系。実は、信長より血筋は優れている。

 最初は幕府に仕えていたが、ある日を境に信長に仕える。その後、怒濤の勢いで功績を挙げ続け、信長の右腕にまで上り詰めた。

 本来ならば、そろそろ隠居したいのだが嫡男が幼いのと、信長が休ませてくれない。

 最近、身体の節々が痛い。

 年中人材不足の織田家、完全実力主義を掲げながら門戸を開いている。キャッチフレーズは、『使える奴は逃がさない』

 計略と策謀の達人であり、兵糧攻めが得意。

 ――呼ばれ方一覧

 日向守様・十兵衛


 柴田勝家 60歳

 信長四天王の一人。北陸戦線総大将。織田の双璧。

 織田家筆頭家老であるが、実は昔は信長と敵対していた。その事で林秀貞が追放されたと知り、内心ビビりまくってた。

 お市に一目惚れし、二十歳差などものともせず想いを寄せていた。

 髭のおっさんが、JKにアプローチかけるようなモノ。現代ならば、事案案件である。

 前線で、「かかれっ! 」と叫びまくっていたら、いつの間にか『かかれ柴田』の異名がついた。『鬼柴田』の方が、気に入っている。

 秀吉のことは大嫌いだが、信長の為なら我慢する。脳筋ではあるが、公私混同はしないタイプ。

 ――呼ばれ方一覧

 修理亮様・権六・親父


 丹羽長秀 48歳

 信長四天王の一人。織田の双璧。織田家至上主義。

 織田家家老ナンバー2。古くから信長に仕え、信長の信頼も厚い。信頼が厚すぎて、最早友人と言うより家族である。実際に、長秀と息子の長重の嫁さんは、信長の養女と五女である。

 智と武の両方に秀でており、相当信長に使い込まれた苦労人。織田ブラック株式会社の、過労死筆頭である。

 その褒美なのか、1573年9月長秀は若狭一国を与えられ、織田家臣で最初の国持大名となった。

 更に仕事が増えました……泣きたい。

 最近、胃痛に悩まされることが多かったが、上野国に飛ばされたことで、一気にストレスゼロに! 北条家は協力的だし、仕事は内政と関東・奥州勢の交渉だけ! 久しぶりに安眠出来ました!

 ……なお、この直後に胃痛がマッハになります。

 ――呼ばれ方一覧

 五郎左・万千代


 滝川一益 58歳

 信長四天王の一人。信忠軍団所属。

 忍者の血が流れているらしいが、本人は全く気にしていない。忍術より、鉄砲の方が好き。大砲に強い関心があるらしく、ちょくちょく三法師の周りを彷徨いている。

 その様子があまりにもウザかったのか、三法師が「大筒が完成したら、左近に一任する」と、申すと狂喜乱舞した。

 交渉術に長けており、織田家水軍の柱・九鬼嘉隆が織田信長に仕官する際に、一益が仲介した。

 信濃一国貰ったことより、「珠光小茄子」を貰えたことが何より嬉しかった。口添えしてくれた信忠に、生涯の忠誠を誓うほど。

 ――呼ばれ方一覧

 左近


 前田利家 44歳

 信長の犬。槍の又左。尾張の問題児。

 子供の時から信長の後ろについて回り、短気で喧嘩早く、派手な格好をしたかぶき者であった。数々の問題行動を起こし、信長から謹慎処分を受ける程糞ガキであった。その際に、家族共々秀吉の世話になり、二人は大親友になった。

 この時には、既に松と結婚しており(満11歳)謹慎をくらった年には、長女が生まれていた(満11歳11か月で出産)20歳の男が、JSを孕ましたとんでもない事案である。勝家のことを親父と慕う一因は、同族故かもしれない。

 慶次のことは気に入っており、昔の自分を見ているようでハラハラしている。

 三法師についても、信長同様忠誠を誓っており、慶次が不敬を犯さないように再三手紙を送っている。因みに、慶次はその手紙を破いている。

 昔はやんちゃしたけど、能登一国の大名となり落ち着きました。

 ――呼ばれ方一覧

 又左・犬・わんこ


 北畠信意 25歳

 後の織田信雄。織田一門衆。

 信長による名門北畠乗っ取り計画の鍵である。北畠当主・具教の娘を娶り、養嗣子になった。

 第一次伊賀侵攻において、信長に「親子の縁を切る! 」とまで言われる失態をしてしまった。泣いた。

 信孝には、絶対負けたくない。伊勢から、早く出てけと思っている。

 ――呼ばれ方一覧

 三介・北畠様


 神戸信孝 25歳

 別名織田信孝。織田一門衆。

 信長の神戸家乗っ取り計画の鍵である。

 信長の才覚を受け継いだのか数々の武功を挙げ、遂には長宗我部討伐軍の総司令官に任命された。

 これを成功させれば、讃岐一国の大名。ひいては、四国の支配者になれると思い気分は最高潮であった。

 現在は、摂津にて最終打ち合わせ中。

 ――呼ばれ方一覧

 三七・神戸様


 蒲生賦秀 26歳

 後の、蒲生氏郷である。

 容姿端麗・文武両道、エリート街道まっしぐらに進む男。第二のなろう系主人公である。

 12歳の時に織田信長にロックオンされ、信長(の次女)の娘婿にさせられる。

 将来有望であり、必ず大名になる器とされ、下の者達からもロックオンされている。

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 忠三郎


 池田恒興 47歳

 信長に古くから仕える忠臣。 信忠軍団所属。

 京からほど近い摂津を任されるなど、信長から厚い信頼を受ける。

 長宗我部討伐軍において、副将に任命されており、未だ若い織田信孝のお目付け役である。

 現在は、摂津にて最終打ち合わせ中。

 ――呼ばれ方一覧

 勝三郎


 蜂屋頼隆 49歳

 黒母衣衆。脳筋武将。

 信忠の初陣に参加し、三法師の初陣に参加する気満々である。生涯現役を宣言。

 信長から、和泉国の支配権を貰っている。

 長宗我部討伐軍において、副将を任命されており、池田恒興と同じく織田信孝のお目付け役である。

 現在は、岸和田城から摂津に向けて出発する準備が、完了したところである。

 ――呼ばれ方一覧

 兵庫頭・蜂屋殿


 村井貞勝 63歳

 織田政権下の京都所司代である。信長から厚い信頼を受け、馬揃にも参加している。

 1581年に息子に家督を譲り、静かな余生を過ごすつもりだった。

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 吉兵衛


 堀 秀政 30歳

 後の、名人久太郎。信長の側近であり、寵愛を一身に受けている。

 見た目詐欺師であり、初対面では絶対に本当の性別を見抜けない。30代になっても、その美貌を衰えることは無く、不老不死説が流れる。

 一目見て三法師が気に入り、どうにか側近になれないか策謀中。

 現在は、若狭国にて森長可の内政を手伝っている。

 ――呼ばれ方一覧

 久太郎


 森 成利 18歳

 信長の側近中の側近、森蘭丸である。

 森長可の弟であるが、兄とは違い文官タイプである。

 亡き父森可成同様、兄のことを尊敬しており、長可が若狭国国主になったことを知ると、父の墓前で涙を流し喜んだ。

 弟達と共に、文官として兄を支えるのが夢。

 信長と共に、本能寺にいる。

 ――呼ばれ方一覧

 蘭丸

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― 新着の感想 ―
[良い点] 主要人物の年齢をしみじみみると多少生年が不詳な人もあるものの光秀の年齢に驚きますね。 そしてこの当時でも嫡子は元服がどうかという年齢。 単純に天下取りを考えたという論はさすがに厳しそうに感…
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