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ステラ神帝国寝物語 ~第一章 第三節~

作者: 星降 香音





 ずっとずうーっと昔のお話です。


 あるところに、時の魔女という魔女が居ました。魔女は皆に恐れられて居ましたが本当は優しい魔女でした。


 ある日、魔女のお家の前に1人の男の子が倒れて居ました。魔女は、魔法で男の子を治してあげました。

 男の子は、お母さんとお姉ちゃんと一緒に住んでいましたが、森で迷って帰れなくなってしまいました。

 そこで魔女は、男の子のお家を一緒に探してあげることにしました。


 まず、魔女はローブを着るのを止めました。それから魔法で見た目を変えました。

 男の子が魔女と一緒に居るところを見られても困らないように出来るだけ他の人と同じ服を着ました。


 魔女と男の子は、一番近くの村から順番に男の子のお家を探して回りました。


 そうして7番目に行った村に男の子のお家は有りました。男の子のお母さんは、魔女にお礼を言いました。

 でも、魔女は自分はお礼を言ってもらえるような人ではないのだと言いました。それから自分が魔女であることを打ち明けたのです。


 男の子のお母さんは、最初は驚いていましたがそれでもとお礼を言ってくれました。

 魔女は、初めて仲の良い友達を手に入れたのです。


 その後、魔女は時々男の子のお母さんと男の子に会いに行っていたそうです。


 え?続きですか?そうですね…………7番目の村の近くに住んでいる時の魔女に、会いに行ってみたら分かるかもしれません。



                 ~おしまい~




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― 新着の感想 ―
[一言] 魔女さん、友達ができて良かったですね〜。
2023/04/28 18:44 退会済み
管理
[一言] 見た目や職業、性別で判断しないで欲しいと思う人は多いですが、果たして自分がどれだけ実践できているかと思うとなかなか難しいですね。 魔女は自身が恐れられていることを知っていながら手を差し伸べ…
[一言] 親切にしてくれた人にお礼を言うのは人として最低限の礼儀ですものね。 相手が魔女だろうと関係ありません。 けれど、相手によっては素直にお礼が言えないことがあるのも事実。 それを言えたお母さんだ…
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