あとがき
私は後悔したことがありません。
とか書くとなんか小説の書き出しっぽくていい感じだと思ったりするんですが、本作一番の失敗(もとい後悔)は書き出しを割と雑に初めてしまった所というか、普通は小説って先にお金払って買うからなんとなく最後まで読んだりするんですけど、Webだと読者の支払いは時間でしかもそれは作者が得られるものではなかったりするので、書き出しってすごく大事なよな、って途中で気づいても後の祭りでとても困ったあげく苦肉の策でプロローグとか足してみたんですけどやっぱ微妙だったりしてアレです。アレ。最近物忘れが激しいんですよね。
トレアはロイの妹のイミテーションでした。
イミテーションというのは、模造品やまがいものの意味です。真珠のイミテーションとか、真珠じゃないけど真珠っぽいやつのことです。宝石っぽいのが欲しいけど宝石はいらないからイミテーションを手に入れるとかそういうケースがあるとかないとか。高い宝石のかわりに安い宝石からイミテーションを作って売ったりします。詐欺ってことじゃなくて、それっぽく見せるってことですね。そんな感じで。罪悪汚染のイミテーションでした。
一応なんとかかんとか完結までこぎつけたんですが、なんかこう不完全燃焼感もあって、特に最初の方とか、いろいろ書き直したいし読んでて死にたくなりますしいろいろあれであれなんですが、まあともあれ一応完結したものなので必要以上に書き直したりとかそういったことはしないと思います。多分。きっと。むしろそうであれ。
各章ごとに十三話構成にするとか、各話ごとの文字数を3000〜4000くらいにするとか、全四章にするとか、一人称で書くとか、いろいろ制限をもうけて書いたのでかなり苦しかったですけど、おかげさまでいろいろと勉強にもなったし面白かったです。
小説を書いたのは実に数年ぶりで、昔からミステリーっぽい感じのものを書いてばかりいるんですが、実はあんまりミステリーとか読まないですし、ミステリーの定義とかそういうのよく分かってないです。好きな話は『氷菓』と『すべてはFになる』ですかね。
評価とか感想とか割と小躍りして喜んだりするかもしれないのでもしよかったら今後のモチベーションとかそういったメンタル的何かのためにもぜひともよろしくお願いいたします。
次回作があれば書きます。多分。