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re.time  作者: 新屋はる
First and last encounter
36/55

美しかった景色も夜の闇に埋もれ、24時間もついに終わりを告げようとしていた。


せっかくなら最後は常夜灯で迎えたいと思った。


この高台の景色も格別なものだった。

だが、思い出のある常夜灯には叶わない。

今の私には、常夜灯でこの世界の終止符を打つことしか考えられなかった。


「常夜灯、行かない?」


「うん。俺も行きたいと思ってた!」


「またか。」そう言われると思っていた。

だが、現実はそうではなかった。

常夜灯に行くことを楽しみにしていたかのような、そんな反応だった。

大好きな場所を共有できる嬉しさに、私は喜びを隠しきれなかった。


これから想太さんとの別れがあるということを、一瞬だけ忘れることができた。

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