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re.time  作者: 新屋はる
First and last encounter
21/55

心の距離

いち早く空腹を満たすため、速足で歩く想太さんの横を必死に食らいつくように歩いた。

想太さんさんはよほど空腹感を感じているのか、速足で薄暗い路地に入って行った。

横幅2メートルに満たない程の路地には、今にもねずみの出てきそうな不気味さが漂っていた。

何かが腐ったかのような悪臭はなかったが、その路地の放つ異様な空気に背筋が凍った。

怯えることもない想太さんは、この状況に動じるわけもなく、せっせと歩き続けた。

想太さんとの距離にさえ、何とも言えない心の距離を感じた。

路地を一本入るだけでこんなにも世界は変わるものなんだ、と改めて実感した。


不気味さに足がすくむ中、想太さんを必死に追いかけた。




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