人物紹介と言う名の作者覚え書き
サブタイトルそのままです。
時:皇紀1002年初春(1月)
国:皇国
人物
蓮歌 草原の国の長(国王)青嵐の第2子。黒髪に黒い瞳。やや茫洋とした醜くは無いが美女でも無い少女。民族衣装や草原の訛りもあってやや野暮ったい。が、。少々捉えどころの無い風情に隠れて肝の据わった所が垣間見える。
清以 61代皇帝。出自に噂があり即位してからも悩まされる。神聖帝国からの挑発行動が活発になっている政情から、先送りし続けていた正妃と側妃の選出にも頭を悩ましていた。胃は全く弱くないのに胃弱な心持ち状態。
流風 大門を預かる上級衛士。高位貴族の出だが、問題を起こし今の部署にながされて来ていた。蓮歌に目を付けられ女官長にロックオンされてしまう。
里音 後宮の女衛士。流風とは兵舎が同じだった為公私ともに協力体制を持てる間柄。湿ったところが無い所が侍女たちに人気がある。
律涼 女官長の子飼いの専任文官。寄親を変えた男爵家の出身。元は『愛し子』の裔の分家の分家で寄子であったが寄親の凋落を見越して他家に鞍替えした。その時の質札のような存在が律涼だった。寄親は女官長の実家。
蘭渓 女官長。傑女。後宮を取り仕切る。(裏話:実家を継いだ兄に寄親を探す男爵家を取り込むように働きかけている。貞女学校と呼ばれる貴族の女性のための学校で律涼を見出し、その境遇も鑑みて青田買いした)蓮歌に直答するだけの胆力を持つ。
シュカ 風の精霊王。ヒトという生き物が好きで神と袂を分かった精霊王の一柱。皮肉屋だが抜けているところもある悪戯者。
開居 後宮の表を取り仕切る第一書記官。皇国随一の能吏。
凛香 興国の王の王妃。初代王妃。初代蓮歌の侍女として出会い、蓮歌亡き後も初代王と王国を支えた。
正しく国母の名に相応しい苦労人。
環麗 右の主席(右大臣)の女。弓を良くし騎馬も熟す。所作の美しさも定評があり、控えめで適齢期の縁談話が絶えない。清以の乳兄弟にして幼馴染み。
清流 初代王。出自は神聖帝国の神帝の荘園を護る郷士。蓮歌を愛し続けた。信義に厚く興国の王として素晴らしい業績を残した。蓮歌には『あの馬鹿』扱いされています。
白公子 皇位継承位5位。事件を起こし役を罷免されてから無役で年金で暮らしているが、その暮らしぶりは疑問視されるほど贅沢という人物。蓮歌を後宮に迎え入れるための使者を皇帝の承諾も得ずに勝手に行ったという設定。下々にも『脂袋』で通る人外な容姿。現在禁止されている奴隷の使用及び売買の疑い(笑)が掛けられている。
希世 後宮士官。優秀で人柄も悪くは無いが突発案件に弱く真性の胃弱。
左の主席の女 幼い頃の清以との顔合わせで、自儘が許されない場で癇癪を起こし清以を殴りつけた過去あり。その後も母親の影響と父親の思惑の影響で十分な不敬を働いてきたが、年頃になってから清以の正妃の座を狙うようになった。と言う裏(?)設定。
国:草原の国
初代蓮歌 草原の放牧民族の長の一女。母親の胎内で偶然が重なり神気を浴びてしまう。半神として生まれつき、神の娘として一族から敬われる存在に。『占』と『呪』のようなものを良くし、王の求めに応じた。全ての始まりの人。
青嵐 今代の蓮歌の父親。豪快だが繊細な心遣いもある。若き(笑)草原の国の王。
2代蓮歌 名は青姫。凛香の為に事が終わってから絵を残して草原に戻った。
3代蓮歌 名は伝わっていない。書物のために後宮に来た。その後も伝わっていないが王太后になっていた凛香と常に共に在った姿が記録に残っている。絵に手を加えている。
国:神聖帝国
神帝 愛し子であったが為に神の末裔を嘯いて国を興した。千年の時を大陸を支配した。神職の長であり神帝として君臨し続けたが、その肉体は初代蓮歌により滅ぼされている。
次回からは後宮編と戦乱編の章になります。




