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なんちゃって側妃候補の後宮へ行こう!  作者: さくら比古
草原から来た側妃候補
13/21

第一章(仮)(⇦未だ取れんのかい!)・・・はここまで。人物紹介を挟んで次章です。


よろしくお願いいたします。




 皇紀1005年新緑(4月)。皇国は二つの慶事を発する。

 第一は皇妃の決定。

 二人の正妃から時と場を選び選出される皇妃。家柄は勿論人柄や妃としての心構えやその能力を貴族院にて満場一致で支持された妃が立つことになる。

 選ばれたのは(さき)の左の主席の(むすめ)環麗。清以の乳兄弟にしてその見識の確かさや清以を立てる姿勢が好まれた。

 時を置いて後宮の側妃が第一子になる皇子・清蓮を産む。この慶事は戦乱に()いた民を歓喜させる。

 皇国は続く慶事に更に民にとって最も重要な令を発した。

 徴兵制の廃止。

 15歳以上の成人を過ぎた男子は等しく兵役に参加すること。これは身分や貧富を問わない法であったので、停滞期はあっても終わらない戦に男手や労働力を取られる民にとって負担の大きい令だった。

 それが撤廃されるとあって喜ばない向きなど無い。不安に思う声もあったが、それはとても小さな声であって、慶事を上回る歓喜で迎えられた。

 男たちは皇帝に乾杯の声を上げ、女たちは皇子の誕生と国母たる皇妃に花輪を捧げた。

 そこかしこで祝いの宴が始まり、踊りの輪が広がってゆく。

 熱で浮かされたような人々の熱狂は遙か千里にまで届いたという。


 皇妃はその位に付いた後はその席を温める暇も無く公務に邁進する。

 無料の医務院やお救い所と呼ばれる社会的弱者の保護と独立支援の施設の設置。それに伴う令の改正に働きかけた。孤児院を完全に国有化し、平民にも広く門戸を開いた学問所を併設した。

 第一子を産む偉業を果たした側妃は瑞兆とされる男女の双子をその翌年に産むと、お(しとね)下がりを願い出る。その後その足で国軍に志願する。

 すでに志願兵のみとなっていた国軍は玉石混淆であった時代よりもその練度が上がっており、意識も高まっていた。そこに現れたのは女性(にょしょう)の身の上に後宮の側妃であると明かされると混乱の極みに達する。

 側妃は不甲斐ない者めらめと一笑するとその姿(見た目)にあるまじき膂力や剣技で兵や将を翻弄し這いつくばせると、堂々と皇帝の許可を得た。

 神聖帝国との決戦の頃には側妃は武后と呼ばれ、特に機動力を(たの)む騎馬を得意とする騎馬隊を率いた大隊の将にまで成上がっていた。

 戦記に明るい者には胸躍るような獅子奮迅の戦働きは兵を動かし将を走らせる。時には敵の将を馬ごと切り落とし、時に鮮やかな裳裾で敵を惑わし背水へと誘い出し無力化する。鬼謀策謀に明るく躊躇が無い。耳を疑うような活躍だったと伝わっている。


 皇帝清以は中興の祖として名高いが、その清以の宝は二人の妃だった。

 

 

 

こういう文章は不得意なので、とっても破綻しています。

申し訳ございません。



読んでいただき感謝感激!

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