~何か大事なものを失ったようでツライ~
***
ふぅ、ふぅ。
やっと巻いた…か?
自分の前後左右を確認。
よし、野郎の影なし!
――私はやっと温室の扉を開けることができたのだった。
***
リンゴの表面をドレスで拭きつつひとりごちる。
「あーもう。ほんとしつこい野郎共だな。何だってんだ」
リンゴを丸ごとかじる。シャリシャリと良い音を楽しみつつ、走って乾いた喉を潤す。
このリンゴは今日の戦利品だ。
ヨハンナムさんとテラスで別れた後、私の後を追いかけてくる男達をその見事な健脚で巻いた。
日頃のトレーニングの賜物だろう。まさか深窓の令嬢の足に追いつけないなんて誰も思わなかっただろうに。
「ははは。ほんと。ざまーみろって感じだよな」
その後は直接温室に向かってしまったら見つかってしまうかと思い、厨房に立ち寄ってしばらくやり過ごしていたのだった。
小腹も空いたので、果物籠にあったリンゴも失敬した。
ヨハンナムさんと別れてから結構時間経っちゃったかなぁ?まぁ仕方がないか。
(ダンス、せっかく練習したのに。本番が躍れなくて残念だったわね)
リンゴをかじっているともうひとりの自分の声が下りてきた。
お、来たか。ずいぶん反応が遅かったけど。
実はさっきからの独り言めいた独り言も、もうひとりの自分と会話する為だったりする。
「別にいいんだよ。前に兄貴と踊れただろ?それで充分だ」
(勇者サマと話さなくていいの?約束していたでしょ?)
「いやいや。それこそいーんだよ。言っただろ?『善処します』って。あのハゲ(進行中)も分かってるって。体よくオコトワリされたんだなって」
もうひとりの自分は、この私の王子に対する悪態に少し驚いているようだ。
(どうしてそんな悪しざまに言うの?あの美女ふたりのことは誤解だったんでしょ?)
「いやいや。ヨハンナムさんはあー言ってだけどさぁ。よく考えてみたら初対面の私を口説く気満々だったぞ、あのハゲ(進行中)。やはりタラシに違いない。女とみたら息を吐くようにに口説く人種だ」
(そうね…確かに軽薄そうな人かもしれないけど)
「軽薄だなんてカワイイもんじゃないよ。ふたりきりなんかで話してみろ、妊娠するかも。私は貞淑なレイジョーなのでそういう奴にはお近づきにならない方がイイのだ」
「…さっきから。それは誰のことを言っているんですか?」
「はぁ?決まってるじゃん。あのハゲ王…じ」
え。
え。
これは。
もうひとりの自分の声じゃなかっ…?!
心拍数が異常に上がる。ぶわっと一瞬で汗が噴き出した。
「薔薇姫は妖精とでもおしゃべりしているんですか?」
ぎし…ぎし…と軋む音が聞こえそうな位、ぎこちなく私は背後を振り向いた。
そこには。
「ひい!ミラ王子殿下!!」
目が笑っていないのにニコニコと笑っている王子サマ兼勇者サマがおりました。
――オリヴィア、オリヴィア!どうしよう!!助けて!!!ボスケテ!!!
しかしもうひとりの自分の気配はすっかり消えていた。
ずるい、逃げたな!!
あばばばば。
私は身振り手振りで訴える。何を訴えたいのかよく分からないが、とりあえず訴える。
「わわわわたしは確かに貴方のおっしゃる通り薔薇の精で…ごわす!い、今はオリヴィア・アーレンの姿を取っておりますが、決して彼女ではありません!今の発言も彼女のものではありませんんん!というわけで。はい、これにて失敬!!」
すちゃっと逃げようとする私の肩を、このクソハゲ(進行中)王子はガシっと掴んだ。
「そうですか、そうですか。やはり薔薇の精だったんですね」
「ああああはい。薔薇の精でした」
お腹に手を回されて引き込まれる。背後から王子に抱きしめられている形だ。ひいい。
ツカマッタ!!
「少々お話しをしても?」
「ん?」と彼はこちらに小首を傾げる。疑問形をとっているように見せて「イエス!サー!!」以外を認めない姿勢にしびれるぜぇ…。
背後から黒いオーラが見えている気がするのは。
ふたりの美女妖精のオーラなのか、それとも彼本人が発するオーラなのか。多分後者なんだろう。
「あう…はい」
私は彼の腕の中でがっくり肩を落とした。
そうだな、先の失言をなんとかフォローしておかなくてはいけないのかも。
でもできる気がしない。何とも絶望的ですけど。これなんてムリゲー。
***
地べたに座り込んで私と王子は隣り合って座った。
ベンチからだと外から見えてしまうので、薔薇の生垣の前で。お行儀悪いけど。
「ええと。王子殿下はどうしてこちらにいらっしゃるのですか?」
「ヨハンナムに聞きました。貴女が温室に向かったと。貴女はいませんでしたけど。入れ違いになってしまったようですね」
くそ、あの筋肉はほんと余計なことしか言わない。
悪い筋肉である。
「ああ、そうですか。それは申し訳ありません。王子殿下もお忙しいようでしたし、私も会場の空気に酔ってしまったので、こちらで休憩しようと思って」
とりあえず『善処します』宣言のフォローを入れておく。
あんたが女に囲まれてるから悪いんだぞ、という遠まわしの嫌味も込めて。
「それより…」
「はい?」
「私のことはミラと呼んでくれませんか?」
「は?…いや、ええと。そんなやんごとなき王子殿下を私なんかが呼び捨てにできませんよ。お許しください」
王子殿下は少し逡巡したように顎に手を添えた。
納得してくださったか。
とほっとしたのもつかの間、またあの黒い笑顔でこちらを見た。
「でも同じ二文字で呼ばれるなら。ミラと名前で呼ばれたいですね?」
「ぐ…」
同じ二文字というのは先ほどの「ハゲ」呼ばわりのことをあてこすっているんだろう。
案外根に持つな、このハゲ(進行中)王子。
しかしこれ以上下手な抵抗をしてご不興を買うのも利口ではないだろう。
「わかりました、ミラ…さま」
「様もいりません」
「ちっ…おっと失敬。わかりました、ミラ」
「それから、言葉遣いも直して。さっきの率直な物言いの方が好ましい」
それは…えー。
どうなんだろう。アウトじゃないか?
ていうかこいつ、柔らかい雰囲気を出しておいて存外ぐいぐい来るなぁ。
はっきり言ってUZEEEE!!!!!
「わかっていただけましたか?」
「うぜぇ…あ、いえ。はい。わかりました。言葉遣いですね、はいはい善処します」
「善処ではなくて。直してください。…ふたりきりの時だけでいいですから」
「ふたりきり?そうですねぇ。明日にはミラは故郷の国にお帰りになりますし。もう金輪際ふたりきりになるなんて機会も訪れませんしね。今だけ貴方がそれをお望みになり、そしてお許しになるのなら。私もそれに従いましょう」
とりあえずところどころに盛大な嫌味を盛って言ったつもりだ。
ミラは隣国の王子だ。
今後会うことなんてそうそう、めったにないだろう。
いや、絶対ないに決まっている。そう信じたい。
そんなあんたと適切な距離を置いて接しようという私の意思をあんたは無視すんだぞ、ってね。
別にこっちはお近づきになりたいわけじゃないんだ。
「従わせたいわけじゃないのですが…。難しいですね」
「何アホなこと言っているんです?王子なんだ、あんたの発言はそれなりに他人に影響力があるに決まっている」
早速王子をアホ呼ばわりした自分もどうかと思うんだけどさ。
あんた&アホ呼ばわりされた王子はちょっと驚いたような表情を作って苦笑した。
「そう。皆きっと俺が王子だから、俺に遠慮してしまうんですよね。立場を考えれば仕方がないことだけれど。でもそこまではっきり言い切ったのは貴女が初めてですよ」
ちょっと寂しそうな笑顔を見て、私はほんの少しだけ罪悪感を覚えた。
何に対するものかは分からないけど。
本当の彼の素は、第一人称を「俺」と呼ぶ人なんだな。
彼もきっと本音を出してきているんだろう。
この瞬間だけでも、王子兼勇者業の愚痴を吐きたいのかもしれない。
まぁ、付き合ってやるか。いけ好かない奴だけど。
私はごろーんとその場に横になった。髪も背中も土で汚れただろうけど、気にしない。
「ミラ。あんま人を疑ったり考えすぎると、その内ハゲ散らかしますよ」
「…貴女はどうして。俺をハゲキャラにしたいんですかね」
ミラは「ふふふ」と笑った。
苦手なタイプのイケメンだけど。
その笑顔は素敵だと思った。
「皆貴女のように本音で話してくれればいいのに。俺なんてただのスペアなんだから」
私はがばっと起き上がる。
「スペア!?」
「そうですよ。俺は兄のスペアですから。兄にだけゴマを擦っていればよいものを」
貴族の間でも継承権のない次男・三男を俗に「スペア」と呼ぶ。
私は思いっきり渋面を作った。
「その言い方、嫌いだな。誰もかれも、誰かのスペアなんてことありえない。人の価値を、命の意味を軽視したバカな呼び方だ」
前世道徳の授業と保健のテストだけは満点だった私だ。
命の尊さを前世で思う存分、痛切したからこその発言でもある。
誰もかれも誰かの代わりになんてなれない。
――ねえちゃんの代わりなんていない。
――鈴木勇太の代わりもいない。だからこそ――その命をみんな存分に惜しむ。
失われたら思いっきり悲しむことしかできない。
誰もその喪失の、丸ごと代わりになることは、ない。できない。
きっと時間だけだ。喪失を優しく癒すことができるのは。
きょとんとしているミラを、私は舌打ちする勢いで睨みつけた。
「あんたのその、いじけた態度も気に入らない」
私は分かってしまった。
ふと、すとんと理解してしまったんだ。
「あんたが王子なんて貴き立場でありながら悪竜退治をする理由。あんた認められたいんだろ?周りに。お兄さんの代わりなんかじゃないってこと。お兄さんができないことを代わりにして、知らしめたいんだ」
ミラは茫然として、そして自嘲気味に肯定した。
「…そうですね。貴女の言う通りです。第二王子なんて影が薄い俺だから…こんなことでもしないと周りに忘れ去られてしまいそうで」
「そうか。やっぱりな。あんたが退治してくれたおかげで、悪竜の被害にあっていた人々は助かっただろうな。それは立派な行いだ」
「……」
「でも私は、あんたがかわいそうだと思う。命を張らないと自分の存在を誇示できないと思っているあんたが。そんで大嫌いだ。そんなちっぽけな理由で懸けてしまえる命だと、自分を軽んじているあんたが」
――きっと大切な人を守るためだったら。
私もこの命を懸けて何かを成し遂げたいと思うのだろう。
勿論、周りに認められたいって気持ち。それだってよく分かるんだけどさ。
自分の命と天秤にかけてまで褒め言葉が欲しいのか。存在を認められたいのか。そうじゃない。
結局は。
「あんた周り以上に、自分の存在を軽く見ている。自分を一番認めていないのは結局はあんた自身だ」
どうして初めて会った時からミラが苦手だったのだろう。
それも分かったような気がする。
空色の瞳にはいつも暗い陰があった。生命力を感じさせない、暗い陰。
それをなんとなく怖いと思った、そんでもって腹立たしくて、気に食わない。
生きながら死んでいるような彼の姿勢が、大嫌いだ。
ミラは苦い顔をした。
「厳しいですね。耳が痛い…」
「事実を言ったからな。偉そうな説教だけど。あんたが仰せつかったように、私の本音だ」
「ええ。…だからこそ真っすぐだ」
私はにやっと笑った。
この困り顔も嫌いではない。
ミラの方へ手をついて体を寄せた。
「偉そうついでに。私は覚えておいてあげるよ」
「覚える?」
「あんたがこんなにも孤独を抱えていて、人を恋しがっていること。きっとあんたは周りに助けを求めないで我慢するタイプ。そんで悩んでハゲ散らかすタイプだ」
「……」
「だから隣国にいる私が、覚えていてあげる。あんたの悩みと孤独を、知っていてあげる。もしあんたが寂しい時、誰かが自分の思いを知っているってこと、それを思い出せば、ちょっとは孤独感が薄れるだろ?」
ミラは、ひゅっと短く息を吸う。
瞳が落っこちそうな位大きく見開かれている。
私はその顔を見て満足げに笑った、そんな顔が彼の瞳に映っていた。
ミラはどこか茫然と私を見つめたままだ。その瞳には暗い陰がなくなっていた。
「……ここで?」
ミラはぽつりと漏らす。
「そう。ここで」
「……覚えてくれているだけ?」
私は舌を出した。
「あんたは望みすぎだ。言っただろ?命を軽視するような行動をとるあんたが大嫌いだって。嫌われているんだ、これ以上望むな。贅沢だ」
「…どうすれば貴女に好かれますか?」
はあ?
そんなことは知らん。
こちとら恋愛経験値ゼロなんだ、前世から。
ミラは急に私の手をぐいっと引っ張った。
私は思わぬ衝撃にバランスを崩してよろける。
その身体をミラは抱きしめるようにして支えた。
彼の膝に横抱きに抱え込まれるような姿勢になった。
「――最初、終始退屈そうな貴女の顔を見て。どんな顔で笑うんだろうと興味を持ちました」
「はあ。それはいいけど。離してくんない?」
「――無理」
「はあ?」
ぎゅっと私を抱く腕に力が入る。
「――もう、手放せない。貴女が悪い。この熱を知ったら…、もうあの暗くて冷たい王宮にひとりでは戻れない」
「ミラ…くるし…」
「俺はね、悪竜を滅している勇者だ。『竜殺し』なんて呼ばれ、『勇者』だと褒めそやし、賛辞の言葉を人々は口にする。だがまたその同じ口で、『神殺し』と呪詛を吐き出すんですよ。俺は死後地獄に落ちるだろう、と」
「ミラ…?」
陰が、落ちる。澄んだ青に。
昏い瞳が間近に迫る。
「一緒に来て、薔薇姫。…大事にするから。これ以上にないって位、訳が分からなくなる位、毎日毎日愛して、甘やかして差し上げる」
「ミ…」
言葉は途中で遮られた。
唇をふさがれたのだ。
彼の唇で。
*****
「ん、んうう」
え。なになにこの状況。
ハゲ王子の悪口→出会い→説教→キス
え。
マジで何が起きたんですか。
これってあれか。息を止めてなきゃいけないのか??
いやいや何混乱しているんだ。
餅つけ!いや、違う落ち着け!自分!!
うなじ部分もがっしり掴まれて固定されているせいで、頭は動かせない。
裸の背中にミラのもう片方の手が回る。
彼が触れた肌だけがじんと熱くなる。
私はどんどんとミラの胸を叩く。びくともしない。
だんだんと口づけが深いものに変わって……頭がしびれるような、どろどろに溶かされてしまうような…。
「ふ、ふあ…」
私はがくんと脱力してしまった。腰砕け。
ミラはへにゃへにゃと力の入らない私の体を膝で抱き直した。
月明りが、温室にそそがれる。彼の金髪に反射して輝く。
青白い光が彼の輪郭を妖しく照らす。
私がつけていた口紅が彼の口端についている。
彼はその濡れた唇を軽く指で拭って嗤った。
その蠱惑的な笑みに、ビックリするくらい心臓が跳ねた。
「ああ、いいですね。口づければそんな顔もなさる」
「そ…んな?」
「…物欲しそうな。みだらで、イヤらしい女の顔」
「――っ!!」
私はカッとなって拳を振り上げた。
パシっと彼はその拳を片手で受け止める。
「平手打ちならば甘んじて一発受けようと思いましたが…。女性が拳はダメですよ。拳は」
グーパンを封じられた私は、もう片方の手で、彼の肩にそっと手を置いた。
その穏やかな動作に彼は一瞬反応が遅れたようだ。
「?」
彼が訝し気にこちらを見た瞬間。
ゴンッ!!!!
「――っう!!」
思いっきり額に頭突きを食らわしてやった。
彼がその場によろめいたのを、私は見下ろしながら勢いよく立ち上がった。
羞恥と怒りで頭に熱が上がっているのが良く分かる。
ゴシゴシと口を腕で拭う。
「信じられない!信じられない!!」
前世から守ってきたファーストキスを!
こんな形で奪われるなんて!
前世から!20だった前世の彼だってしたことがなかったのに!!
前世から!前世から!!
「まだ女の子ともしたことがなかったのにっ!!」
ミラは「それは普通では…」という眼差しでこちらを見ている。
額を押さえたままだ。
「うわああ、親切心をこんな形で返されるとは!飼い犬に噛まれた気分…!!ああもう、いい!!
今のはノーカンだ。そうだ、飼い犬に噛まれたと思って忘れてやる!!」
「犬に…それはちょっと困ります」
ぎろりとミラを睨む。
この野郎~~!!何が困りますだ!!
元はと言えばおまえが諸悪の根源!!
私の中で何かがぶつっときれた。
座り込んだままのミラの肩めがけ、思いっきり力を込めつつ。
ガンと蹴とばしてやった。ヒール靴で。前世空手部の蹴りだ。相当痛いはず。
ミラは肩を押さえてうずくまる。
私はそんなミラを足蹴にし、先ほど蹴った肩の個所をヒールでぐりぐり踏む。
「てめぇ…このドカスハゲが!何舐めた真似してくれるんだよ!」
自分でも驚く程低い声が出た。
ちらと見ると、彼の影がぼこぼこと沸騰したように蠢いている。
それに対して彼は――出てくるな、と命じている。
きっと彼を守護している彼女たちが怒っているのだろう。でも今はそんなものどうでもいい。
私は食べかけのリンゴを手に取り、彼の頭上に持って行った。
「?」
バンッッ!!!
彼の上でリンゴを握力で握りつぶす。
握力運動をしていた甲斐もありました。弾けたリンゴの果汁がポタポタとミラの顔にかかる。
甘い芳醇な香りも漂ってきた。
「今度、私にふざけた真似しやがったら。おまえのおキレイなお顔もこうするからな。このクソタラシハゲエロ王子」
私は彼の肩をヒールで踏みながら体重をかける。
「ああ、もうお会いする機会もありませんけどねぇ!?」
「…薔薇姫…」
と。
彼の胸倉をつかみ、顔を近づけ、そう言って暴言を吐いた瞬間――
「殿下、そろそろ夜会も終わり……ま」
ヨハンナムさんがひょっこり生垣から顔を出した。
状況1.主人を足蹴にする他国の公爵令嬢。
状況2.主人は何故かリンゴまみれ
「これは…一体どういう…?」
アアアアアウト―――――!!!!!
私は顔面蒼白のまま、とりあえずその場から全力疾走しました。
ミラが何事か叫んで私を引き留めようとしたようだけど、そんなん知らない。
うわああああああああ!!!!!
やっちまったぁぁぁぁぁ!!!!
やっちまったよぉぉぉぉ!!!!
ヒロインらしくしようと試みるも…
どんどん口が悪くなっていく…。ミステリー。




