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おまけ

二人ともう一人のお話


1話より前のお話


ありがとうね


どうしたの?急に...


だって今、言っておかないと後悔しそうなんだもん


ふふ、愛ちゃんたら可愛いんだから


ちょっ...かなえ恥ずかしい事言わないでよ

それに素直に感謝してるだけよ


そうだね...そこが可愛いんだね!


もう...

...でも本当に感謝してるの。三人で旅行出来るなんて思ってなかったから


本当は正道君と二人きりが良かったんじゃないのぉ?


そ、そんなことないわよ!


そっかなぁ〜


そうよ、一番の友達と...か、彼氏と行けるなんて嬉しいに決まってるじゃない


...友達...ね...


え、何?なんて言ったの?


なんでもないよ、それよりさ...彼氏があっちで呼んでるよ


あ、ほんとだ。行ってくるね










愛ちゃんは本当に可愛いな〜

正道君もカッコ良くて優しくて...

二人とも大好き!

大好きな二人が結ばれて...嬉しい

なのに...嬉しいはずなのに。

このなんとも言えない気持ちはなんだろう

なんで...

さみしいんだろう

つらいんだろう

かなしいんだろう

いたいんだろう

なきそうなんだろう

二人が好きで、二人をくっつける手伝いもしたのに...なんで...こんなに心が痛いのかな

むねがいたい...いたい...今すぐにでも泣きそう

いや、もう耐えられなかった

私は二人に背を向けて涙を流した

二人がくっついて...もう私のことなんか

見なくなってしまうんじゃないか

二人が遠くに行ってしまうような、そんな気がして怖かった

怖くて不安で...涙が流れる

小さなうめき声をあげながら泣く私を遠くから見ていた愛ちゃん達は疑問に思ったのか



かなえーどうしたのー?



愛ちゃんは心配の声を投げかけてくる

私は心配させないように...



目に砂が入っちゃっただけだから気にしないでー!

私はすぐさま涙を袖で拭ってから体を正面に向ける

少量だったからか

まだ顔は赤くなってはいないようだった



ほら、かなえもこっちきて遊ぼうよ!



うん!

















旅行は楽しく終わった

これにておしまいです

ありがとうございました

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