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僕の愛の終わり

前回の話で主人公が扉を開けなかった場合

のお話ですので前回までの話を見てないと全くわかりません

出来れば読み終わった方のみご覧下さい







僕は扉を...開けなかった



「どうして?どうしてそんなことを言うの!君が...君がいないと...生きていけないよ。お願いだから...置いていかないで...愛!」






そうだ...僕は愛のことが好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで...


忍び込んだんだ



彼氏だもん

当たり前だよね



こんなに好きでいるだ

もう彼氏だよね




愛の日記には誰だか分からない男の事ばっかり書いてあったから僕の「好き」で塗りつぶしてあげた




それでも愛は、その彼の事が好きみたいだ

...一緒に旅行にだって行ったのに。

あの時は...かなえに相談してよかった

僕以外と付き合うなんてありえないもんね

好きだよ愛






ふと思い出す


「ごめんなさい、私達友達でいましょう」



違う!!!



あんな言葉嘘だ

違うんだ

愛は僕のことが好きで...







認めたくなかった

ずっと好きだったから...

僕は愛の事が好きになって

努力して、似合わないカッコイイ服を着て

頑張って、オシャレだと言われる髪型にして...




あれ...


僕は全て思い出したと思っていた





でも違う



現実と妄想が頭の中ぐちゃぐちゃになってる

分からない


なにが本当なんだっけ...





僕は頭を押さえながら最初の部屋に戻った


...写真は存在している

そうだ、僕は愛とは友達ではあった

それは正しい

でも付き合っていたのは違う男だ

僕じゃない



なら何故僕は愛のベットで寝ていたんだ

わからない






そうだ、まだ見てない部屋があった

脱衣所だ

僕は駆け足で向かった

脱衣所の前に着くと何故か身体の動きが鈍くなる

まるで扉を開けるのが怖いみたいに。



でも...開けなきゃ進まないんだ








そこにはなんの変哲もない脱衣所だった

右にはトイレ

左にはバスルームがある...



入ってから違和感に気づく


何故、僕はこの部屋が「脱衣所」だと知っていたのだろう

疑問に思った、その時に本当に全てを思い出した










死体がバスルームにあることを。








僕は...ゆっくりとバスルームの扉を開けた



そこには



服を着たままバスルームで横たわる愛の姿があった

忍び込んだんだ僕と彼女は口論になり

僕は彼女を...



突き飛ばしてしまった




こんな事になるなんて思わなかった


自分の手で好きな人を殺してしまうなんて...























愛を殺した罪悪感

愛がいない世界

愛との時間


全てが終わりを告げていた










愛の終わりは僕を最後に「正しい道」に戻してくれたんだ...

僕は自ら死を選んだ

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