5話 ジャングル
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女性に連れられ来た場所はジャングルだった。
草木がぐちゃぐちゃしていて足場が悪い。
女性は黙々と道を進んでいき、
私たち3人はその後について行く。
やたらと私達が歩いているところをチラチラ見ている。
しばらく歩いていると、
いきなり女性が怒号をあげた。
?「ちょっと!お花踏まないで!」
みてみるとフォリエルちゃんの足元にお花が…!
危うく踏み潰すところだったみたいだ。
フォリエル「ご、ごめんなさい…気づかなかった」
?「お花を大切にできないとか、
本当に人間って根性が腐っているのね」
フォリエル「わたし、もう人間じゃないよ…」
?「魔法で住民になったとしても
思考は愚かな人間のままなのよ、虫唾が走るわね」
アルフレッド「そんな酷い事言わなくたっていいじゃないか」
?「アンタは人間の醜さを理解してないだけよ」
なんだかギスギスした雰囲気になってしまった。
アルフさんも何か言いたげだったけど
無駄だと思ったのかそれ以上は言わなかった。
アルフレッド「すまないな…見苦しいとこをみせてしまって」
涼音「だ、大丈夫だよ…」
この女性は人間のことが嫌いなんだろうな。
私も元人間だったからこの事が
バレたら嫌われてしまうのだろうか。
私はこの瞬間から自分の前世が
人間であることを隠そうと決めた。
不機嫌な女性、しょぼんとしてるフォリエルちゃん、
平常心なアルフさん、若干怯えてる私…
空気が悪いまま黙々と女性の後を着いて行っていると、
?「きゃっ!」
女性がいきなり視界から消えた。
何事?!と思っているとまたまた女性の怒号が聞こえた。
?「なんなのよもう!いるなら出てきなさい!」
女性は小さな浅めの落とし穴に落ちていた。
誰かがなんのために掘ったんだろう…。
?「げ、誰か引っかかると
思って楽しみにしてたのにトロメリアじゃん…」
?「めんどくさいことになりそう」
幼い見た目をした子達がコソコソと会話していた。
?「やっぱりあんた達ね、怪我したらどうすんのよ!」
?「怪我はすぐ治るよ…」
?「そういう問題じゃないわ、
いつもやめなさいって言ってるわよね?」
?「こ、これは人間を落とすための罠で…」
?「ならもっと深く掘りなさいよ!
こういうことって迷惑なのよ!」
?「…」
?「アンタも共犯よ、
何関係ありませんみたいな顔してるのよ」
?「だってバーベナがやれって言ったし…」
?「手伝ったなら共犯よ!全くもう…」
女性の説教はまだまだ続きそうだった。
そんな気配を読み取った比較的大人しい子が
私に話を振ってきた。
スカビオサ「…キミ見たことない人だね、
ボクはスカビオサだよ。」
バーベナ「ボッ、ボクはバーベナだよ!」
もう一人いた子も滑り込むように自己紹介してくる。
スカビオサ「ボク達妖精なんだ、
キミの名前はなんて言うの?」
2人は話を変えるために私に自己紹介をしてきて
私に名前を聞いてきた。
涼音「私は涼音だよ、よろしくね」
バーベナ「よ、よろしく〜!」
スカビオサ「よろしくね、
あっ急用思い出した、もういかなきゃ、バーベナ、いこ。」
バーベナ「そうだったね!だーいじな用事!
いこいこ!んじゃ、またね〜!」
2人は足早にその場所を後にした。
?「ちょっと!まだ話は終わってないのに…!」
女性はまだ言い足りなかったようだ。
女性の不機嫌は増すばかり。
もっと空気が最悪になった状態で女性の後を追う。
またまたしばらく歩いていると
木でできた家の前で女性が立ち止まった。
?「ここにいるわ。」
女性は私の方を向きながらそう言ってきた。
女性はドアを3回ノックした。
そしたらドアの先から男性の声が聞こえてくる。
?「メリア、帰ってきたんだね、おかえり。
…それにしても来客がたくさんいるね、
ひとり見かけない子もいるし…一体どうしたの?」
?「ここで面倒見てる子がいるでしょう?
その姉らしき人を連れてきたの。
アルフとこいつは付き添いみたいなもんよ、
早く中に入れてちょうだい。」
そう女性が言うと男性がドアを開けてくれた。
?「いらっしゃい〜みんな、来てくれてありがとう〜
きみは初めましてだね、とりあえず中に入って入って。」
その男性はとても優しそうだった。
女性は「こっちよ」と言わんばかりに
視線で言ってきたような気がしたので着いて行って、
リビングらしき場所に通された。
そこには…青葉の姿があった。
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バーベナちゃんとスカビオサくんの資料
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