上原 夜空⑦
夜空視点です。
これで夜空は最後にします。
正直、疲れました。
意を決した私が足を向けたのは……病院だ。
そこはあっくんを奪ったクズ女……ヒカリが通院している病院だ。
場所は以前あっくんを調査してくれた探偵が調べた……。
通院の際、あっくんは必ずと言って良いほどヒカリに付き添っていると聞いた。
足が動かないヒカリを気遣ってのことだとか……。
だから私は……彼が現れる可能性や頻度が高いこの病院を選んだ。
もちろん人が多く医者もいる病院内は避けている。
包丁を所持しているとはいえ、あっくんを逝かすには彼の隙をつくのが必須だ。
一回で逝ってくれたらいいけれど……それができなかったら彼が逝くまで刺す必要があるし、私も一緒に逝かないといけないから、どっちにしても少しばかり時間が掛かる。
だから彼を待ち伏せる条件は2つ……。
”あっくんの隙をつくチャンスをうかがえるように身を隠せる場所が多いこと”
”助けがすぐ来ないように人通りが極端に少ないこと”
その条件を満たしている場所……それは病院の駐車場だ。
病院に限ったことじゃないけれど……大きな施設には必ずそれに見合う大きな駐車場がある。
スペースが広い故、駐車している車……つまりは身を隠せる場所も多い。
駐車場に長時間留まる人間なんていやしないし……広いから人がそばを通る可能性も低い。
だからあっくんを待ち伏せる場所は、駐車場が適していると考えたんだ。
ちなみにあっくんの家はダメだ。
家の前でヒカリとちょっと言い争っただけで人が寄ってきたし……セキュリティだってきっとすごい。
下手をして家に閉じこもってしまえばそれまでだしね……。
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病院を張ってから2日が経った……。
私は近くのコンビニで飢えと渇きしのぎ……ホームレスのように公園で寝泊まりしてあっくんが来るのを待っていた。
そしてとうとう……あっくんが病院を訪ねてきてくれた。
私はあっくんの車のそばで彼が戻ってきてくれるのを待っていた。
しかもこの日……視覚と聴覚が鈍るほどの強い雨が降り出した。
不幸な私を神が哀れんでくれたのか……私にとっては文字通り恵みの雨だった。
「ひぃっ! これはきついな……」
雨に耐えながらひたすら待ち続けて2時間ほど経ち……あっくんが車に戻ってきた。
ヒカリは雨が降っているからだろう……一緒にはいなかった。
まああんな立つこともできない欠陥女なんていてもいなくても大した障害にはならないけど……邪魔は省くに越したことはない。
ザシュ!!
「え……」
私は雨のカーテンに隠れてあっくんへ近づき……私に振り向いてきたあっくんの腹部に包丁を突き刺した。
刺した際に触れた彼の体から伝わるぬくもりが……とても心地よく感じた。
あのホテルでの行為よりもずっと……あっくんの愛を感じられたような気がした。
「よっ夜空……」
「迎えに来たよ? あっくん」
「がっ!!」
私が包丁を引き抜くと……あっくんの腹部から勢いよく血が噴き出した。
雨の中流れていく真っ赤なあっくんの血……とってもきれいでちょっと見惚れちゃったわ。
「お前……なんで……」
「やっとわかったんだ……。 私は……あっくんを心から愛している。
あっくんさえいれば、ほかには何もいらない」
そう……私が愛すべき人はあっくんただ1人……。
クズ共に惑わされて一妻多夫なんて夢見ていた自分が間違っていたわ。
夫婦の愛は1つ……1つでいいんだ。
「あっくんを殺して私も死ぬ……そうしたら永遠にあなたは私と一緒……どう? 素敵な考えでしょう?」
「ふっふざけるな……」
「大丈夫! 私もすぐ逝くから……アッチでまた2人で幸せに暮らしましょう?」
中途半端な傷が痛むせいか……あっくんの顔がとてもゆがんでいる。
可哀そうに……つらいんだね?
大丈夫……すぐ楽にしてあげるから……。
フフフ……私の愛を大人しく受け入れようとしてくれているのかな?
あっくんは地面に横たわったまま動かなくなってしまった。
わずかに息があるから死んだわけではないみたいね。
「あっくん……大好きだよ!」
私はあっくんを苦しみから解放し、2人の新たな世界へ向かうために包丁を振り上げようとした……その時!!
「やめてっ!!」
ガチャン!!
どこからともなくヒカリが現れ、私に向かって体当たりしてきた。
そのせいで私はしりもちをついてしまったが……ヒカリはバランスを崩して転倒した。
「お願いやめて!!」
地面に突っ伏して私にあっくんの命乞いをしてくるヒカリの姿は滑稽だった。
雨に濡れてぐちゃぐちゃになった顔……転倒した際に傷だらけになったボロボロの体……実に無様だ。
あっくんが私の気を引くために結婚しただけの道具に過ぎないけれど……私の大切なあっくんを寝取ったクズ女に変わりはない。
こんな足も動かず人の心を持たないゴミ女なんて……生きている価値もない。
いっそこの手で地獄に葬ってやろうかとも思ったけど……やめた。
私達の門出をこいつの血で汚したくはないし、悪霊みたいについて来られても困る。
”地獄に堕ちるなら1人孤独に堕ちろ、クズ女”
私はヒカリを無視して再びあっくんに刃先を向ける。
もうあいつには何もできない……。
私達の旅立ちを邪魔する者はいない。
やっとこれで……一緒に逝ける。
あっくんとまた夫婦に戻れるんだ……。
そう思っていた矢先……
「わぁぁぁ!!」
背後から獣のような雄たけびが聞こえたと思ったら……突然背中に強い衝撃を受け、勢いよく転倒してしまった。
私は何かに頭を強く打ち付け……そのまま視界が真っ暗になった。
一体どういうこと?
何が起きたの?
訳がわからない……。
まさか……死んだの?
まだあっくんを逝かせていないのに……そんなの嫌!!
1人で逝くなんて……嫌よ!!
私は……あっくんと幸せになるんだから!!
幸せになるのよぉぉぉぉ!!
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「はっ!」
気づくと私は……ベッドの上にいた。
そこはかつて……あっくんと暮らしていた我が家の寝室だった。
一体どういうこと?
私……駐車場で頭を打ったんじゃ……。
「どうした? 夜空」
「あっくん!」
ベッドの上で横になっている私の隣に……あっくんがいた。
彼は結婚当時のように……温かな微笑みを私に向けてきてくれていた。
「どうして……どうして私達……ここにいるの?」
「どうしてって……夫婦が同じ寝室で寝ることがそんなにおかしなことか?」
「夫婦!? 私とあっくんが?」
「おいおい……いくら寝ぼけているからって結婚したことまで忘れることはないだろ?」
「結婚……えっ? 私達は離婚したんじゃないの?」
「夢でも見てたんじゃないのか? それよりそろそろ起きようぜ?
今日も俺、会社に行かないといけないしさ」
「うっうん……」
私はあっくんに言われるままベッドから降りて、朝の支度を始めた。
夢……今までこと全部……夢だったの?
あっくんと離婚したことも……あの兄弟と一緒になったのも……あっくんがヒカリと結婚したのも全部……夢?
あっくんにこれまでのことを聞いてみたものの……。
『なんの話だよ……つーか、ヒカリって誰?』
なんて言ってヒカリのことすら覚えがないと言ってきた。
そうか……そうだったんだ!!
全部悪い夢だったんだ!!
そうよ……そうに違いない!!
あんなのが現実であってたまるか!!
何もかも夢だったんだ……。
「よかった……本当によかった……」
「何泣いてんだよ……」
「ううん……なんでもない!」
私は心から安堵し……涙を流した。
あの地獄のような日々は全部……悪い夢だったんだ……。
そう考えたらあの非現実的な出来事の何もかもが納得いく。
実際その後……天樹君と流君にも会ったけど……。
『俺と夜空が深い関係? 馬鹿言うな! 親友の嫁に手を出すほど落ちぶれてねぇよ!』
『ぼっ僕も……不倫なんて絶対したくありません』
私とのことは全く記憶にないようで、変わらず私とあっくんの友人として接してくれた。
やっぱり……あれは何かも夢だったんだ……。
よく考えたら……複数の男性に愛されたり……夫を寝取られたり……マンガじゃないんだから……そんな非現実的なこと起きるわけがないのよ。
あれは悪い夢だった……だからもう忘れよう……。
これからまた……あっくんと夫婦で暮らしていくんだ
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それからの毎日は本当に幸せだった……。
『それじゃあ行ってきます!』
『いってらっしゃい!』
朝はあっくんを見送り……。
『星さん、こっちの品物運んでおいてくれる?』
『はい! わかりました』
昼はパートや家事を頑張り……。
「夜空……今夜どうだ?」
「うん……いいよ? あっくん」
夜はあっくんとベッドの中で愛し合う……。
夫婦として当たり前だと思っていた生活が……こんなに素敵なものだったなんて思わなかった。
身近な幸せほど徐々に見えなくなっていくと言うのは本当ね……。
私はただ……あっくんと愛し合えるだけで幸せなんだ……。
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「おめでとうございます……妊娠3ヶ月です」
「やったよあっくん!!」
「夜空……やったな!!」
愛し合う毎日を過ごしていくうちに……私達は新たな命を授かった。
私達は涙ながらに喜んだ……。
だって……私達の愛の結晶だよ?
もう言葉にできないほど嬉しくてしかたないよ!!
「夜空……子供と3人で……幸せに暮らそうな!」
「うん!!」
幸せな毎日を過ごしていくうちに……あの悪夢はきれいさっぱり私の頭から消え去った。
もう過去を振り返るのはやめよう……あっくんと我が子の3人で幸せに満ちた毎日をこれからも過ごしていくんだ!!
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「だいぶ大きくなってきたわね……」
妊娠した私のお腹は月日が流れるほどに大きくなっていき……気が付くと服の上からわかるレベルでお腹が目立つようになっていた。
母親になってようやくわかった……我が子の誕生が待ち遠しいという気持ちを……。
「そうだな……おっ! 今お腹が動いたんじゃないか?」
「そうね……」
「ただいま~……パパが帰ってきたよ~」
この日も仕事から帰ってきたばかりで疲れているであろうあっくんは……帰宅して早々私のお腹宿る命に声を掛けてきた。
「女の子なんだったよな?」
「うん、この間の検査で先生が女の子だって言ってた。
きっと可愛い女の子だよ?」
「俺達の子供なんだから可愛いに決まってるだろ?」
「フフフ……それもそうね」
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月日は流れ……出産予定日が近づいてきたことで、私は出産に備えて少し前から入院していた。
そしてとうとう……運命の瞬間が訪れてきた。
「奥さん! 力んで!」
「!!!」
「夜空、頑張れ!」
私は病院のスタッフさんの指示に従い、必死に我が子をお腹から外の世界へと出そうと頑張った……。
想像を絶する痛みやつらさが襲ってきたが……愛するあっくんがそばにいることでどうにか踏ん張ることができた。
これはまさに……愛の力ね。
「おめでとうございます! 元気な女の子ですよ!?」
「ハァ……ハァ……ハァ……」
長い戦いの末……私は女の子を出産した。
やった……とうとうやったんだ……。
あっくんとの子供を……私が生んだんだ!!
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出産を終えた私は病室に移され、赤ちゃんは一旦分娩室へと移された。
「夜空!」
「あっ! あっくん!」
出産からしばらく時間が経った後、あっくんが病室へを訪ねてきた。
「夜空……よく頑張ったな!」
「うん……あっくんがそばにいてくれたからだよ」
「そうそう……赤ちゃんの名前だけどさ……色々考えて決めたよ」
「そう……なんて名前?」
赤ちゃんの名前はあっくんに一任していた。
大事な子だから……大事なあっくんに名前を決めてほしくてね。
ガラガラ……
「失礼します」
そこへ私の出産を手伝ってくれた女性スタッフが……我が子を抱いて私の元へと運んできてくれた。
「赤ちゃんを連れてきましたよ」
「あっ! ありがとうございます」
あっくんはスタッフさんから赤ちゃんを受け取り……その寝顔にうっとりとしていた。
フフフ……可愛いあっくん。
「可愛いな……」
「私にも見せて……」
「あぁ……ほら、お母さんだぞ?」
「はぁ……!!!」
赤ちゃんの顔を見た瞬間……私は背筋が凍り付いた。
だって……この子の顔……見たことがあるんだもん……。
それは忌まわしき”あの女の顔”……。
でもまさか……そんなはず……。
「あっ名前言いそびれてしまったけどさ……この子の名前……”ヒカリ”っていうのはどうだ?」
「はっ?」
あっくんの口から出た名前……それは私からあっくんを奪ったあのクズ女の名前だった。
名前だけならただの偶然だと思えるけど……赤ちゃんの顔はまるで双子のようにヒカリと瓜二つだ。
「これから3人で幸せになろ……う……」
「あっあっくん!?」
突然世界が歪んだと思ったら……鏡が割れるように周囲が粉々に砕け散っていった。
「何が……何が起きているの!?」
そして私の意識は……暗闇の中へと落ちていった……。
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「はっ!!」
そして目が覚めると……私は病室にいた。
そこはさっきまでとは違う病室で、隣に立っていたはずのあっくんもいなかった。
「あっくん?……どこ?……」
「あっ!」
「えっ?」
そばにいた看護婦さんが私の顔を覗きこんできた……。
珍獣でも見たかのように、目を大きく見開いたまま驚いているみたい。
「きっ気が付かれましたか!?」
「なっ何が?」
「すぐ先生を呼ぶので待っていてください!」
それから間もなく看護婦さんが医者を呼びつけてきて、私は聴診器などの簡単な検査を受けた。
検査を受けた後……私は今のこの状況を医者に尋ねた。
医者によると……私はヒカリが通院していた病院で頭を強く打って脳震とうを起こし、今の今まで入院していたらしい。
入院中ずっと意識を取り戻すことができず、回復は絶望的と言われていたが……両親が諦めずに入院費を負担してくれたらしい。
……なによそれ。
じゃあ、あれは夢はなかったってこと?
いやちょっと待って……。
それってつまり……私があっくんと過ごしていた夫婦生活は全て……。
”私の都合の良い夢”?
そっそんな馬鹿なっ!
私は確かにあっくんと幸せに暮らしていた……子供だって生んだのよ?
それが全部……ただの夢?
じゃあ私がただの悪夢だと思っていたあの日々こそが……現実?
そんなの嘘……嘘よ!!
女として最高の幸せを迎えたと言うのに……あの何もかもが夢?
しかも信じられないのは……こればかりじゃない。
医者が言うには……あれから”25年もの”月日が流れたとか。
「そっそんな馬鹿な……」
あまりに長い年月に……私が言葉を失った。
だってそうでしょ?
25年もの間ずっと……病院のベッドの上で眠っていたなんて……信じられるわけがない。
しかも筋力までもがこの25年もの歳月の中でかなり衰えてしまったらしく……特に足はもう動くことすらままならない。
あれだけ欠陥女だと馬鹿にしていたヒカリと……私は同じところまで落ちたと言うの?
「じょっ冗談じゃない!!」
私は現実を否定したいあまりに足を動かそうとするが……足はピクリとも動かない。
足どころか手も思うように動かすことができない……これじゃあヒカリ以下じゃない!!
「!!!」
パニックに陥っていると……窓に映る自分の姿がふと視界に入った。
だがそこには……自分でも自分とは思えないほど老化した女の姿が映っていた。
仮に25年経ったとしたら……私は少なくとも50代後半ということになる。
だけど窓に映る自分はどう見繕っても70代半ばくらいにしか見えない。
いや……下手をするともっと行ってしまうかもしれない。
手足もろくに動かせないこんな醜い女が今の私だと言うの?
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それからさらに時が流れていき……警察を名乗る男が病室を訪ねてきた。
あの事件のことを私の口から話してほしいそうだ。
そこで私はさりげなく、あっくんのことを尋ねてみた。
「被害者の男性は重傷だったが……治療のかいあって今は奥さんと普通に暮らしているそうだ」
あっくんはあれから助かってヒカリと夫婦として幸せに暮らしているらしい。
しかもヒカリの足は……あれから少しだが回復の兆しも見えているとか……。
「……ハハハ」
そんな馬鹿な話があるわけがない。
私がこんなに落ちぶれているのに、ヒカリはあっくんと夫婦仲良く暮らしている?
そんなふざけた話があってたまるか!!
「そうか……」
ここで私はある結論に至った。
「夢だ……これもまた夢だ」
私はまた悪夢を見ている……そうに違いない。
現実の私は夫婦の寝室であっくんのぬくもりに包まれて眠っている。
そうに決まっている!!
こんな理不尽が通る世界が現実な訳がない!!
夢だ夢だ夢だ……。
これは全部夢だ!!
「覚めろっ! 覚めろぉぉぉぉぉ!!」
私はベッドから床に転がり落ち……頭を床に強く打ち続けた。
こうすればきっとあの時みたいに目が覚める……。
目が覚めたら……きっとあっくんが笑顔で私を迎えてくれるはず。
「おいっ! 何をやっているんだ!? やめろ!!」
「離せ! 離せぇぇぇぇぇぇ!!」
結局すぐ……警察に取り押さえれてしまい、私はこの悪夢から抜け出すことはできなかった。
それから幾度となく同じことを繰り返した結果……私はベッドに体を拘束されるようになってしまった。
しかも舌を噛まないようにと自殺防止のマスクまで付けられた。
ここまできたら病院内とはいえ……もう刑務所と相違ない。
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それから食事や診察以外は天井を見上げる毎日が続いた。
もう私にできることは何もない。
だけどきっと……あっくんが私を起こしてこの悪夢から抜け出させてくれる時が来る。
それまで私はずっと待っているつもりだ……。
囚われたお姫様を王子様が助ける童話のように……あっくんも私を助けに来てくれるはず。
目が覚めて現実に戻ったら……今度こそあっくんと子供を作り、幸せに暮らそう。
そのためなら……どんなにつらいことや苦しいことも我慢する。
全てはあっくんとの未来のために……。
”あっくん……私はいつまでも待っているよ”
次話は暁とヒカリのその後をまとめて最終話にしたいと思います。




