アバウトトーク
中学2年生の14歳が書いています。
何かと至らない点があると思いますが読んでもらえると嬉しいです。
しかし、ちょうどその時、図ったかのようなタイミングで桜が扉から出てくる。
「あー!葵オネーさんと瑠依オネーさんだ!!のーりょく、受け継いだ?受け継いだ?」
「うん、受け継いだよ。」
「わーい!これでしゅごしゃなかまだね!」
葵と瑠依の姿を見つけるなり全力で駆けてくる桜にこの場にいる全員の目の保養となる。
「て、ていうか桜、髪濡れてない?!大丈夫?!」
髪がまだ濡れているのに気づき葵が思わず突っ込む。
「あ、ダイジョーブ!滝に打たれてただけだから!
ちょっと髪乾かすのめんどくさくなったからそのまま来ちゃった!」
子供らしさ全開の桜に葵は苦笑しながら、じゃあ練習に、と呟く。
葵の手のひらから微風が放たれ、桜の髪を覆う。
それに桜は目を見開いた。
「葵はオネーさんすごい!
もうこんなことできちゃうんだね!!」
「まだまだ渚冬さんみたいにはいかないけどね……」
「いや、でもここまでできてるんやったらかなり上出来やないの?」
神様二人に褒められて葵は思わず頬を緩めた。
「さすがねえ、あおちゃん!私も頑張らないとだわ!」
意気込む瑠依に桜が、
「瑠依オネーさんは何のけんのー使えるの?」
瑠依は得意げに胸を張る。
「炎の権能よ!何かね、炎が出せるの!」
「そうなの?!すごいね!!」
桜は目をキラキラさせる。
ふわふわな瑠依とまだ幼い桜はかなり気が合うらしい。
いや、それで言ったら姉の精神年齢が低いということか。
ふわふわトークを横目に湊が渚冬に耳打ちした。
「渚兄。…………あいつ、火事とか起こさへんよな……?」
「大丈夫さ。常に消化器を持っていればーー」
「いややっぱ起こすの前提やんか?!」
小声での会話は炎トークに夢中な瑠依と桜には聞こえていないが、葵にはバッチリと聞こえ、私が注意してみておきますね、と苦笑する。




