滝あり修行
中学2年生の14歳が書いています。
何かと至らない点があると思いますが読んでもらえると嬉しいです。
「お姉ちゃんに炎の権能って……
渚冬さん、引き受けといて何なんですけど、これ大丈夫ですか?」
今の焦りで寿命が2年ほど縮まった気がする。葵は思わず渚冬にそう聞いてしまった。
「ふふっ、大丈夫だよ。
二人ともコントロール力はかなりある。練習すればもっと自由自在に操れるし、誤発動を起こすこともないと思うよ。」
「え、待ってください、それ練習しなかったら誤発動するパターンですかもしかして?!」
「大丈夫よ、あおちゃん!
あおちゃんがもし誤発動しちゃっても、お姉ちゃんが必ず何とかするから!」
「いやお姉ちゃんの誤発動の心配してるんだよ?!」
瑠依の天然さに思わず葵はその場に頭を抱えてしゃがみ込みたくなった。
しかし瑠依の天然は当たり前だが生まれつきのものだ。
今更どうしようもない。
嘆く葵に渚冬が笑い声が重なった。
そこへ、神社の本殿に繋がる扉が音もなく開き、渚冬の弟である湊が出てきた。
「おおっ!特殊な能力、ついに宿したんやな!これで晴れて俺達の仲間入りやんな?」
「はい!これからよろしくお願いします!」
葵と瑠依がペコリと頭を下げ、湊は真面目やんな……と苦笑しながら頭を掻いた。
「あれ、湊、桜は一緒にいないのかい?」
湊と共に時雨夜へと向かった桜の姿が見えないことに気づきこちらへゆったりと歩をすすめる湊に渚冬が尋ねる。
「あぁ、桜ならまだ滝に打たれとる。何か、意味ない言うても聞かへんかったわ。」
「そうなのか……」
「まぁでも、管理人が、しっかり見ててくれるらしいから大丈夫だと思うで?」
「あぁ、それなら安心だな。」
葵とは滝に打たれる桜を想像してしまう。
一方の瑠依は、やっぱりお庭に滝を用意したほうが……なんて呟いている。
姉妹でもここまで考えることが違うものなのか。




