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神様、町を歩く

ぼちぼちいきます。

「う~ん。いいのがないなー」


掲示板にやってきた俺は無数にある依頼表をみる。


「迷いネコの捜索にどぶ掃除…あとはモンスター退治か。お!いいのがあった!聖女様の周辺警護か。期間は一週間。報酬は金貨1枚。よし。これにしよう」


早速カウンターに向かい依頼を受ける。


「はい。ではロエル様。明日の朝7時ごろ中央の広場にお集まりください。そこで詳しい説明がされるそうです」


「分かった」


そう答えギルドを出た。


「明日の朝まで何すっかな。とりあえず町を散策してみようかな」


そう思い俺は足を進めた。

町の中心に向けて進むにつれ人通りも多くなってきた。

すると中央広場でなにやら人だかりが目につきそちらに向かうことにした。


「お集まりの皆様。今日は私たち神聖教の集会にお越し下さりありがとうございます。さて、もうすぐこの町にお越し下さる聖女様なのですが皆様にお願いがあるのです。聖女様はお優しい方。願いを何でもうかがって下さるお方。ただ聖女様も多忙なのです。そんな聖女様を快くおもてなしするために浄財をを集めたいと思います。多くの願いをかなえるには多くの浄財が必要なのです。皆様のお気持ちこの箱にお入れくださいませ」


その声と同時に教会の人間たちであろう男たちが箱を持って現れる。

そしてその箱に住人たちが次々と銀貨や銅貨を入れていく。中には金貨を入れたものもいた。


「なんで願いを聞くのに金がかかるんだ」


俺は不思議に思いながらもしばらく様子を見ることにした。


「皆様ありがとうございます。これで聖女様もさぞお喜びになられるでしょう。浄財を入れていただいた方はお渡ししている浄財札をお持ちになり明後日の朝9時にここの広場にお集まりください。では、これにて集会を終わらせていただきます」


そう言い終わると教会の男たちはそそくさと教会のほうへ帰っていく。

気になった俺はこっそり後をつけていくことにした。

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