第二章 5話 ルビル・ホボンクレスト、奪還完了。教団再び。
設定が、ややこしくなってきましたが、間違わないように、頑張ります。
スザンナ「まずいね。もう見つかっちまったか?」「健、あんたらは、捜索を続けな。わたしゃ~敵を食い止めてくる。」
健「すまない。」
マーサ「健。ここのカギが頑丈になっている、扉、ここ怪しいよ。」
健「さっきの隆二先輩に渡した、武器あったよね。あれ、俺にも貸してくれない?」
マーサ「あたしの使って。」
健「マーサ、離れてて。小さいけど白炎球」
バチーン。という、音とともに、カギが壊れ、中に入れた。しかし、違う囚人が、嫌にバカでかい囚人が魔力を封じる、鎖に繋がれていた。それに、かなりの、魔力使いであろうことも分かった。健は、月光アルテミスの復活が近づいている、感覚をこの囚人の力を感じ取ることで、感じた。
健「申し訳ない、ルビルという、若い女性が、この牢屋の中に入れられていると思うのです。心当たりありませんか?」と囚人に聞く。
囚人「はーー、多分、この牢の奥にいる子だよ。俺に門番させやがって、俺はあんちゃんたちとは戦いたくねえんでね。」
健「何故、門番の貴方が、俺たちにわざわざ、教えてくれたのですか?」
囚人「そのセリフ、この鎖を取ってから、言うもんじゃないかい?」
健「ああ、すまない。」健はまた、白炎球で、彼の鎖を外した。
囚人「ああああ、やっと自由の身だ。ああ、ルビルとか言ったな、あのお嬢ちゃんの部屋まで案内するぜ。」「助けてくれた、礼だ。」
健「ありがとう。」
そして、扉の前まで来た。その扉を開けると、確かにルビルが、成長して、美しくなった、ルビルの、姿があった。健は、懐かしさのあまり、泣きそうになったが、グッと堪えた。
ルビル「健!!来てくれたのね。嬉しい。」泣きそうになった健を尻目に、ルビルが泣き出した。大変だったのであろう。
健「すまない、遅れちまって。」
ルビル「健、あの門番も倒したのね。あいつ、かなりやばい奴だった・・・健 後ろ!
という声に、とっさに反応して、ルビルを突き飛ばし、健は何か、剣のようなものを交わした。一瞬の出来事に、マーサは、何が起きたか、分からなかった。
健「お前は誰だ!」
囚人「おれか~~~おりゃ~~な!地球に居た時は、千人以上の女を、惨殺した、ジャック・ザ・リパー様だよ。」「おい、健とか言ったな?お前、おとなしく、俺に切り刻まれて、この女たちを、切り刻まさせろ!!」
とジャックが襲い掛かってきた。ジャックは、短剣を持っている。
健「この位なら、殺さずに捕まえられる。」というと、柔道の足払いで、ジャックを転ばせて、溝内に拳を叩き込んだ。普通の人間なら、それだけで、普通、悶絶するはずだが、ジャックは、平気そうに起き上がり、向かってくる。
健「どうなっているんだ?」
ルビル「健、それでは駄目、月光アルテミスを呼んで、あのゾンビを焼き消さないと。死体は何時までも、襲ってくるわ」
健「なに?ゾンビだと?!」
ルビル「健、銀河教団エトリスの仕業よ、異世界人以外の死んでいる人間を、生き返らせて、それに、意志の力まで持たせ、死なない兵士にして、こっちに寄こしたの。私が、甘かったばかりに、大勢の家臣が、ゾンビの犠牲になったわ」「銀河教団エトリスの次のターゲットは、私たちよ。異教徒を滅ぼして、いよいよ銀河教団エトリスの復活を目論んでいるんだと、思うわ」
健「そうと分かれば、話は早い。」というと健は、ジャックゾンビの背後ん回りこみ、ジャックを締め上げていく、そして、体中の四肢の関節を砕き、ゾンビを動けなくした。しかし、ゾンビは、痛みを感じないのか、痛みでもがく様子もなく、ただ、もぞもぞと動いている。
健「ルビル、行こう、スザンナたちが待っている。」
そして、スザンナたちと合流する。そこには、魔法こそ使わないが、教団の新しい兵士と呼ぶべきだろうか?ゾンビ達で、溢れかえっていた。
スザンナ「健、ルビル、あんた達は、真夜とこの坊主を連れて、早く逃げな!このゾンビと戦えるのは、私しかいないみたいだからね。ああ~~めんどくさい!」スザンナは、爆炎を出しつつ、通路を潰して、ゾンビの侵入を阻止し、無事に水路から、パンプキン号まで、帰ることが出来た。
スザンナ「みんな乗ったかい?」
全員!「のりやした!!」スザンナ「だったら、このあじともういらないからね、ぶっ壊して、証拠を消すよ!」
スザンナは、アジトを、爆炎と爆風で破壊して、このパンプキン号に乗った、そしてその後ろの砲門から、アジトに向けて、砲を発射し、アジトは、跡形もなく、吹き飛んだ。パンプキン号は、そのまま、ギルドに似た組織、ディールセンターのある星まで、異空間ジャンプををするのであった。
続く。
ルビルを何とか、助け出せた、健たちだったが、ゾンビという、何ともめんどくさい、そして、厄介な、相手も新しく作られた。
次回、ディールセンターの、取引。