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Flower Language  作者: 春薇-harura-
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始動

FlowerLanguage、第1話「出会い」


ここからお話が始まります。

不思議な実験の始まり、集められた6人はこれからどうするのでしょうか…

「…検体者確認完了、これより検体者6名とIによる"FlowerLanguage"実験を開始する」


無数のスクリーン囲まれた部屋でこの実験責任者、藤崎伊織(ふじさきいおり)はヘッドフォン型インターカムを付けそう呟き確認を取る。

スクリーンには実験場「月華荘(げっかそう)」の所々、検体者ひとりひとりの映像が流れている。


『最終確認完了。機械の不良無し。実験開始の許可をする。くれぐれも失敗はしないように。』


小さなノイズと共に確認完了の声。


「了解。」


声と共に1つのボタンが押される。

すると、映像から被験者の姿は消え、月華荘の所々の映像がスクリーンに映される。

大画面には広間、そこには被験者と言われる6名の男女が倒れこんでいる。


「被験者の移動完了。…開始。」



「…んん…んっ?!何此処?!」


1人の少年が起き上がり声を上げる。


「ん、何…うるさ…え?」


その少年の声に起こされ起きた少女、苛立ちを見せるも不審な場所に固まる。


「…此処は…?」


起きた男性は辺りを見回す。


「…あれ、お家じゃない…」


欠伸をして起きると女の子は見慣れぬ場所に不思議そうにしている。


「ん…」


周りの声に起こされるも状況に理解できず黙る女性。


「これ…は…?」


起きるも違和感を覚え手首を見ると見覚えの無い腕輪を見て不思議がる青年。


「何これっ…抜けない…!」


「…だめ、変な事したら危ない…」


腕輪を抜こうとする少女を冷静に止める女性。


「皆さん、怪我等はしていませんか…?」


不安や心配からざわつく周りから声を張り声をかける男性。


「頭いてぇよぉ…」


少年は頭を抑え脱力するように情けない声を出す。


「外傷は無いようですね…この中に、この場所を知っている人は居ませんか…?」


「様子見てよ、知ってる人なんて居る訳ないじゃん!」


先程の男性が問いかけるも少女はバッサリと切り落とす。


「まぁまぁ、ここで喧嘩しても何にもなりませんから…」


その2人の間を割るように青年は声をかける。


「ふんっ…」


少し警戒している少女はそっぽを向くと近くにあるソファーに座る。


「茉里も座っていいかなー…?」


女の子は少女の前へ行き首を傾げる。


「…いいよ、まだスペースあるから」


ツン、とした態度で許すと「ありがとう…」とにへ、と柔らかく笑い女の子は座った。


「なぁ!せっかくだから自己紹介しようぜっ!俺は五十嵐悠(いがらしゆう)、よろしくなっ!」


少年はにっこりと無邪気に笑いながら自己紹介をする。


「そうだね…俺は錦翔真(にしきしょうま)…皆、よろしく…」


「ウチは椎名沙紀穂(しいなさきほ)、よろしくね」


「…一ノ瀬京香(いちのせきょうか)、皆、仲良くしましょうね」


千堂茉里(せんどうまり)だよー…よろしくね…?」


「僕は東雲大和(しののめやまと)。よかったら仲良くしてね」


続いて男性、少女、女性、女の子、青年、と挨拶をしていく。


スクリーン越しに不敵な笑みを浮かべ6名を監視する伊織。


「…さて、これからどうなるかな。」


ご覧いただきありがとうございます!


それぞれ性格が全く違う6人、不敵な笑みを浮かべる伊織の真相はいかに…


次話もお楽しみに!!

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