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俺ともう一人の俺
俺が次に目を覚ました時は、男になっていた。
しかも、今までで一番ましな格好である。といっても、アロハシャツにジーンズ、グラサンとどこでバケーションをして来たのかというような格好だが・・・
俺は試しにジーンズのポケットに手を突っ込んでみた。そこには財布と名刺ケースがあった。
すぐさま俺は、名刺ケースに目を通した。
凡田望和と書かれた名刺を見るとなるほど。俺は探偵になったのか。と思った。
その時だった。目の前に巫女が現れた。
巫女はバスローブ姿だった。そして、巫女は俺に近づくと、いきなり俺にキスをした。
「!?!?!?」突然のことに驚いた俺は身動きも取れず、俺の口の中に入っくる巫女の舌を受け入れるしかなかった。
5分たったか、1時間たったかわからないが、巫女はゆっくりと唇を話すと、貴方はこれから、望和になりきるのよと言った。