疑い。。。
希望か絶望か。
黒乃「な・・・に?」
零「知ってますか?この世には『シリウス』という暗殺部隊がある事を。そこには選ばれた暗殺の素質がある者が沢山いるのです。」
黒乃「・・・」
零「そして人間は生まれてへその緒を切った時切った所から「霊」が抜け出す。その事から人間には「真と霊」に分かれるんですよ。選ばれた暗殺の素質は霊から来るのです。」
黒乃「で、それが彼女と何の関係が?」
零「この写真を見て下さい。シリウスメンバーの写真です。」
そして零は少し笑いながら見せた。
黒乃「・・・!!!」
黒乃は驚いた…!写真には渚由貴が写っていたのである!
黒乃「ば…かな…何かの間違いじゃ…」
零「…後一つ教えときましょうか。と、その前に…」
零「今日家から出て初めてあったのが渚由貴ですね?」
黒乃「ああ…」
零「それです。」
黒乃「!?」
零「実はですね…シリウスの次標的は君、黒乃奇跡なのですよ。」
黒乃「な・・・!」
零「くれぐれも気をつけて下さい。それから…」
美香「あの…」
零「what? 美香?」
美香「今日はその辺にしておいてくれませんか?私も話があるので…」
零「そうですね。では…」
そう言って零は出て行った。
黒乃「…」
まさかあの子が…そんな訳が無い。何かの間違いじゃ…
美香「黒さん?話が…」
黒乃「…何?」
美香「彼女が心配なんだよね…そう言うときは、ちゃんと聞いてみた方がいいよ。間違いかも知れないし。」
黒乃「でも…もしそうなら。」
美香「大丈夫。今日会がないから皆で一緒に帰ろう。そのときに聞いてみよう。」
黒乃「…うん。」
ラグナ「そうだぜ!」
黒乃「うわ!」
ラグナ「俺たちが付いているから…勇気付けて行こうぜ!?」
カナミ「めんどくさいけど…まあ手を貸してやる。」
おもち「何かあったらいつでも俺たちに相談に乗ってくれ。だって俺たち仲間だろ。」
皆の頼もしさに涙が出て来た。
黒乃「皆…ありがとう・・・。」
共に信じ、共に愛する仲間達…




