表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未完成  作者: 歌奈汰
1/5

僕の疑問

何故、世界はこんなに残酷なのだろうか。


何故、世界はこんなに美しいのだろうか。


何故、世界は回るのだろうか。


何故、動物は生きているのだろうか。


何故、人間は存在しているのだろうか。


何故、僕は生まれてきたのだろうか。


何故、この世界は死んでいるのだろう。





そう思い始めたのは、いつだったか覚えていない。

いや、むしろ、これは思ったことなのか?生まれた時から持っていた疑問かもしれない。それすらわからない僕は何なんだろうか。

「学んでいくことで分かっていく」って誰かが言ってた気がした。だけど、それは、学校で、全て教えてくれるわけじゃない。だからといって社会に出て、就職して死ぬまでに疑問が全てわかるわけじゃない。じゃあ、どしたらいいのか。

簡単な話だ。考えなければいいんだ。疑問なんて持たなければいいんだ。そしたら、悩むこともなく、苦もないだろう。

だが、疑問を持たなくなれば、感情もなくなる気がする。そうしたら、人間でもなくなるんじゃないか。

あぁ、また疑問が増えた。疑問を解決しようと考え、自分なりの答えを出すと、次の疑問が出てくる。考えることをやめるなんてできないのかもしれない。

これは、一種の欲なのかもしれない。全て知りたいなんて欲張りなのかもしれない。でも、知りたいと思えば、自分で考えるのが当たり前だろ。

例えば、算数、数学も問題がわからない。でも、ヒントは十分に与えられいるから、時間をかければ解ける。

例えば、PCで出来るフリー探索ゲームが攻略できない。でも、アイテムや、周りを調べれば前に進めるようになる。

これと同じものだと、僕は思う。

今疑問に思ってることは、これらに当てはまるものもあれば、当てはまらないかもしれない。つまり、ヒントはどこかにあるということだ。算数や数学の問題みたいに目に見えてるものもあれば、探索ゲームのように、探さないと目には見えないもの、もしくはそれ以外の方法。

それを、当てはめてどう答えが出るのか、楽しみなんだ。自分で考えた答えは、答え合わせをしなければならない。

例に出したものは、調べれば統一された答えが出てくるが、僕が疑問に思ってることは調べても統一された答えは出ない。

だから、全てを知りたい。どれが本当で、僕の導き出した答えは正しいのか。

そして、僕の存在を知りたい。存在している意味。




だから、僕は求め続ける。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ