No.2 睦月のファン登場
―放課後―
「あんた。なんで中谷君の近くにいるの!」
なんでって家近いし、親が仲いいからでしょ。
「あんたのこと1ヶ月ずっと見てきたのよ。」
ストーカーって言うんじゃないかな?
ただいまあたしは放課後3年教室に呼ばれ、ファンの方々に囲まれています。
「みんな、そのくらいに。」
ありゃ?3年の吉野先輩。
「やった、たすけ」
「宮本さん、実は君も結構人気があってね、君のファン結構いるんだよ。」
「はいぃ?」
ファン???
「性格よし、見た目よし、スポーツ万能、成績よし。」
成績は違うと思うんですが
「成績は違うと言っているらしいけど」
かってに思考を読まないでくれますか?
「君は今回総合2位だよ。」
やったじゃん、あたし。けどなんでこの人があたしの点数知ってるんだろう?
「実はおれ達、君と中谷君を切り離そうと手を結んだんだよ。」
「じゃあ、そう言うことだから。お願いね。宮本さん」
この方は3年の高見先輩。この人も敵??
なんだか男子も増えてきたような、
「すいませんが、隆幸とは仲がいいだけなんですが。」
「あっ『隆幸』って言った!」
「ズルイ!」
勝手に呼べばいいでしょ、あんたらが。
「これから中谷君に近づかないなら無事にかえしてあげる。」
あっもう5時、部活出れない〜。どうしよう。
「聞き入れなかったら、どうしますか?」
「ちょっと痛い目にあってあってもらうわ。」
ズッコーン
あたしの顔の隣にこぶしが・・・
「なにすんだ!!宮本さんに!!!」
「そーだそーだ。」
「なによ!!」
「あたしたちは悪くないわ!!」
いや、悪いのはあなたたち全員だから・・・
あぁ、あたしのファンvs隆幸ファンの戦いが始まってしまった。
そんな中1人外れている人がいて、手招きしてる―
隆幸だ!!
「隆幸なんでいるの?」
「そんなことより、逃げるぞ!先生もあと5分で来る!」
隆幸はあたしの手を取って教室から出た。
+*☆あとがき☆*+
弥生です!!久しぶりの投稿です。
よし、次は最終回だ!
駄文でもよろしくお願いします!