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チーム『シャドウ』は装置の元へ向かいます〜

こんにちは、四宮スノウです!

クローン製造装置を破壊するために動き出した二人…。

果たして、どうなるのでしょうか!

それでは、小説の世界をお楽しみください!

「装置の場所は俺はわかるから先導する。後ろは頼んだ」

「任せて!」

絶対、任務をクリアしてやる!!


「んじゃ、ついてこい」

ふっと一瞬でその場から消え去るギル。

前方を見やるとすでにギルがゴマ粒くらいに小さくなっていた。

ツッタカターと猛スピードで走っていくギルに、ルアナは突っ込む。


あんた、時速何キロよ!?

と。


「ああ、もうっ!!あいつ、馬鹿みたいに速いわね!?」

ルアナも叫びながら走るしかない。


そしたら。


後ろから走って来た、追っ手たちが叫ぶ。

「お前ら、速すぎだろーが!!!!??時速、何キロだよ!!!??」


さっき自分がギルに対して叫んだ言葉を追っ手たちにそのまま言われたルアナは不服そうに唇を尖らしながらーー

「あんたらが遅いんでしょ…!?」

ーーさっき自分が言ったことを棚に上げて文句を垂れ流す。


「!」

前に立ち塞がる追っ手をバッタバッタとダガーナイフや拳銃でなぎ倒しながらルアナとギルは進んでいく。


ーーと、ギルの歩み、いや走りが止まった。


「ここだ」

彼が指差す先には、みるからに頑丈そうな分厚い鋼鉄の扉があった。


「これ硬そうだし、爆弾でぶっ壊す?」

とギルに聞くルアナ。


「物騒なことを言うな…」

とぼやくギルの手にはすでに時限爆弾が握られていた。


いや、いやいやいや!

「あんた、人のこと言えないわよ!?時限爆弾持って笑ってるやつに言われたくないんだけど!!」


時限爆弾持って笑ってるやつ、見たことないんですけど!!

確定で凶悪犯じゃんか!!


さすがのルアナもツッコミが止まらない。

「はあ…、チッ、うるせえな…。さっさと突入すんぞ」

今、こいつ絶対舌打ちしたよね!!?

心の中で怒りの叫びを発するルアナだが、突入しないわけにはいかないので仕方なくダガーナイフを構える。


ーーカチッ。

爆弾を取り付け、奥に引っ込み衝撃に備える。


ギルは煙幕弾と拳銃を構えた。

おそらく、扉が吹っ飛んだ瞬間に煙幕弾を投げ入れるつもりなのだろう。

ギルの顔には、ナイトビジョン(暗視ゴーグル)のようなものがついている。

煙幕の中でも敵の位置などを把握するためだ。


私もそれをつけ、身構える。


3ーー。


2ーー。


1ーー。


「ゼロ!」


ーーチュドオオオオオオォォォン!!!


爆風と共に瓦礫やら建物の残骸やらが吹っ飛ぶ。


それをかわしながら煙幕で真っ黒になった部屋へ突入していく。


「!」

そこにはいるわ、いるわ。

クローン人間どもがうじゃうじゃと群がっていた。


アイスキャンデーにたかるアリのようだな。

と心の中で毒を吐くルアナ。


多分、ギルも同じようなことを思っただろう。


襲いかかってくるクローンたちをかわし、斬りつけ、撃ち抜き。かわし、斬りつけ、撃ち抜き。


それを繰り返しながらその合間にクローン製造装置に確実な斬撃を入れていく。


ーーぼんっ!


小さな爆発音がしたかと思うと、クローンたちが日に当たった氷のように溶けていった。

つまり、装置の破壊に成功したのだ。


ルアナは

「まさか、このマフィア組織、クローンで成り立ってたのかしら?」

という考えにたどり着き眉を顰める。


ということはこのマフィアのボスにはもう配下がいないということになる。


「可能性はあるな。…いや、ほぼ正しいだろうな」

ギルも認めざるを得ない。


「これからどうする?」

「ボス倒しにいくしかないだろ」

「どこにいるかわかる?」

「あのな、組織の見取り図だけで、ボスの居場所を突き止めろって言われても、俺でもさすがに無理」

というやりとりをしていたときだ。


『よくも、よくもよくも儂の、儂の研究成果の結晶を台無しにしてくれたなあああぁぁぁぁぁああああ!!!!!??』

ーーという叫び声が聞こえたのは。

ブクマなど、ポチポチ押していただけたら嬉しいです。

それではまた!

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