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第五話 転機、少年と共に

「あの〜フォンさん。」

「なに?」

「レオセンさんは何処に居るんですか?」

「仕事に戻ったんじゃない?別に本業がこっちなわけじゃないしね。」

 ハチグマさんが仲間?になってから忙しくなると思っていたのだが、特に仕事も無く、掃除やたまに酒屋と呼ばれる場所で飲み物を運んだりして、体感1ヶ月位が経った。

 

「こんにちは〜ってハチグマか。」

「ブルートゥスに繋がってそうな奴が見つかった。詳細は中で話そう。」

 玄関の掃除をしてたらハチグマさんが帰ってきた。

 今までフォンさんやハチグマさん。ケンジさん達はブルートゥスと呼ばれる人を探していたらしい。

 なんでもブルートゥスは、ユマチで大きなテロを起こしたそうだ。でもまだ捕まっていなくて、他にも沢山の痕跡が見つかっているらしい。被害者の数に対して捜索が行われない違和感から、何らかの干渉があると断定したフォンさんが、ケンジさんとレオセンさんに手伝いをお願いして今活動しているそうだ。

「で?ハチグマ。何が掴めたの?」

 ハチグマさんがパラパラと写真見たいな紙を机に並べる

「シーマン教会の内部で撮られたものだ。前に見たシーマン教会のバッチからとシーマン教会を調査してたら直ぐにこの写真が出てきた……」

「…何か変なことでも?」

「ブルートゥスは調べた限り公的な記録を嫌うのかは知らんが、今までは所属がぼかされた情報しか手に入らなかった。だとすれば今回は不自然だ。その位消せるだろうしな。」

「じゃあシーマン教会の巣でも見に行こうかしら。」

「調査って言え、観光じゃない。それとある少年に案内を頼もうと思ってる。」

「…ハチグマ、いくら何でも脅迫は…」

「そんな事はしてない。先に軽くシーマン教会の本拠地であるアトラン大聖堂付近を調査してた時に会ったんだ。」

「普通にガイドでも何でも雇えばいいのに。」

「親が不自然に失踪した少年だ。シーマン教会の信者のな。」

「やるじゃない。早速準備しましょ。」

 さっきから言っているシーマン教会ってなんだろう。

「あの〜フォンさん。シーマン教会というのは何でしょうか?」

「サイトウ君。シーマン教会って言うのはね…って、ちょっとぼかすほうがよさそうね。シーマン教会ってのは海に神性を見いだした宗教よ。割と有名な宗教でもあって教会内外とも関わりがある宗教でもある。ネオ連邦アンダーサンダー地区にあるアトラン大聖堂付近は観光地にもなってるわ。まぁこんなもんが旅行誌とかに書いてあるシーマン教会ね。」

頭に情報が入り切らずに「ほえー」としか言えなかった。

「ちなみにそこにいくのよ。」

「え?」

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