衝撃なお礼
ここまでかけたのは皆さんのおかげです!
ありがとうございます!
校内の自動販売機に人だかりができていた。
「愛先輩に奢るのは俺だ!」
「ほざけ!俺だ!」
「お前ら身の程を知れ!」
(今日も先輩先輩と乱痴気騒ぎだな)
こういう乱痴気騒ぎは人の迷惑を顧みないので
いい加減にしてほしい。
自動販売機で買いたい飲み物があっても買えないのだから。
僕もその一人だ。
(購買行くか)
購買には先客がいた。
「あ、優君だ」
「先輩」
イチゴオレを手にしている先輩の姿があった。
「優君も何か買いに来たの?」
「はい。のどが渇いているので」
「ほほぉ」
先輩はくすりと微笑んだ。
「では、私にここは持たせて。好きな飲み物選んで。食べ物も一緒に
いいよ」
「申し訳ないです。お構いなく」
「いーの。さ、選んで」
またも先輩のペースに流された。
僕はお言葉に甘えてサイダーを奢っていただいた。
「先輩ありがとうございます」
「いえいえ。あと、優君に謝らなくちゃいけない事があるんだ」
「はい?なんでしょう?」
先輩は気まずそうに、憂いを含んだ相好になった。
「以前、優君私にタクシー代ってお金くれたじゃん?
あのお金、使っちゃったの。本当にごめんなさい」
先輩は深々と頭を下げた。
「謝罪なんてとんでもないです。元々使ってくださいと申し上げて
差し出したお金ですので」
「ううん。タクシー代に使ったんじゃないの。妹が誕生日でね、
プレゼントをあげたくて、つい使っちゃったの。ごめんなさい」
先輩は涙を流した。
「先輩は本当に優しいですね」
「えっ?」
「大切な家族にプレゼントをするとは感銘を受けました」
狂言ではない有り体な僕の気持ちだ。
さらに言えば、差し出したお金をそういう風に使用していただけたのは
本当に嬉しい。
先輩が人気者な所以はここでもあるだろう。
「怒っていないの?」
「全然です。怒る理由がございません」
先輩は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしている。
突然、赤面した。
「あ、あのさ、優君ってそういう趣味ある?」
語感で何を仰っているのか理解した。
「趣味はないです」
「きょ、興味も無いの?」
「人間ですので、人並みにはあります」
「じゃあ、お礼にサービスするね」
先輩は制服を脱いで、カッターシャツのボタンを外しだした。
「ちょ、先輩!?」
「逃げないでね?私だって恥ずかしいんだから」
赤面しながら、先輩はボタンを全て外して、花柄の下着を僕に
さらけ出した。
ありがとうございました!
引き続きよろしくお願いします!




