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プロローグ:トラックは突然に

 仕事が終わった。帰り道、適当な弁当と、酒とつまみを買った。

 育ちがいい人間ではないので酒を一缶開けて飲みながら帰る。


「いーねーいーねー、お酒を飲まずに生きていける人間はうらやましいぞ」


 なんて、独り言をしながら歩いていると、後から早歩きの気配を感じた。困ったなぁ、ぶつからないと言いなと思う気持ちは裏切られ、

すっと人がいない方向にずれてみたが、それがダメだった。そりゃそうか、あっちも人がいない方向目指すもんな。

バタッ!


「あた!」―――というのが俺の声。

「いつつ…」―――これは後からぶつかってきた人の声だ。なんとピンク髪の美少女だった。


「あ、すみません、大丈夫ですか?」

「い、いえいえ、こちらこそ申し訳ありません!私が急いでいたばかりに...、あ、ビールまで…。申し訳ありません、弁償いたします」


 めっちゃ礼儀正しい人だな。うーん。よし。


「いえ、こちらの件は大丈夫です。そうですね、美人と体がぶつけってしまったことと相殺でお願いできますか?」

「美人だなんて、そんな…」

「ほら、急いでたんでしょ?」

「――――!いずれ、このお礼はさせて頂きます!ありがとうございました!」




「あれ?このハンカチって、さっきのおねーさんのものかな。まぁいいか。今度会った時にでも返そう」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「うーん、今日はいい日だったな」


 仕事でもいいこと出来た、お客さん万々歳。

 帰り道でもいいことした。万々歳。


「あとは帰って寝るだけですよっと」


 こんなに幸せなことがあった日は、いい夢を見『ドン!』『ドッカーン!!』れるt―――――





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