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はじめて

お風呂につかりゆっくりと考える、

『彼女とも長いなー、確かにそろそろ』僕はなんだか緊張してきた

『まさかね』自分に言い聞かせる


わざと関係ないことを考える、あしたも今日が続くといいなーと、ぼーっと考える

いつもより、なんだか念入りに体をあらった。


身体から湯気を出しながら僕がお風呂から出ると、彼女は照れくさそうに

「じゅあ、次はわたしだね」といった。


しばらくするとお風呂から、かすかに鼻歌が聞こえてきた。

なんだかそれを耳にして僕は安心した、いつもの彼女っぽい。


スマホで他愛のないニュースを見ていると、彼女がお風呂から出てきた


「えっ」


僕はその光景にくぎ付けになる、ムチムチで柔らかそうな肌にバスタオルがまかれ、雫を垂らしながら歩いてくる彼女に。


僕「おいおい、服は?」

彼女「だって、お風呂上りっていつも体が熱いんだもん」


そのまま僕の横に座ってくる、彼女の温かい体温が柔らかさと共に伝わってくる、心臓がはちきれそうだった、彼女が僕の肩に頭を寄せてきた、彼女は目を閉じている、濡れた髪が僕の肌にあたってなんだか冷たい、しばらく無音の時間が続いた。


彼女「お風呂に入ったから眠くなってきた、そろそろ寝ようよ」

彼女はそっと振り向いて僕に言う

僕の手を温かい小さな手が包み込む、

手をつないだまま暗い部屋の彼女のベットになだれ込む。


僕が下、彼女は馬乗りになって僕に顔を近づけてくる、


僕は流れに身を任せた。彼女の唇が僕の唇に触れる、彼女の口の中と僕の口の中がつながっていく、溶け合っていくように。


そのまま彼女は僕の横にくる、彼女の頭は僕の左の腕の中に、僕の右手は彼女の体を求めていく


彼女の右手は僕の右ほほをさわっている、左手は僕を抱きしめている。


彼女の湿ったバスタオルをどける、昔見たその体は、いまでは文字通り天使、とても神秘的でとてもきれいで・・ぼくは・・


彼女「私だけ服を着ていないのはいや」

僕「あっごめん」


あわてて服を脱ぐ、少しの時間それすらもったいなくすぐに僕は彼女と密着する。彼女の全身に唇を這わせる。


僕「いいかな?」

彼女「いいよ」


柔らかく狭い入り口をぼくは押しのけてゆく、お互いに初めての感覚『これが彼女の』胎児に帰っていくように、まるで彼女から生まれたように彼女をいとおしくぼくの唯一の存在、ついに彼女と僕はむすばれたのだ・・


彼女「ずっと、願ってた、大好き、ずっと一緒だったらよかったのに」


彼女は横でそうつぶやいたように聞こえた

彼女と手をつなぎ、抱き合ったまま僕と彼女は眠りについた。





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