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秘密

【2083年8月7日】


最近、彼氏が仕事を辞めた。


それからしばらく会えていない、いつも家にきて一緒にゲームしたりテレビ見たりしてたのに仕事を辞めたとたん来なくなった。


一言相談してくれても良かったのにと思う、別に仕事を辞めた事は怒っていないけど相談が無い事はかなり怒っている。


 私は今まで欠勤したことが一度もない、今日も静かな図書館で本の返却をしたり清掃をしたり、来館者の対応をしたりと仕事は尽きない


なんだか、今日は頭がはっきりとしない。疲れているのかも今日は早退しないと本当に我慢できない

「あの、なんだか具合が悪いみたいなので今日は早退してもいいですか?」私


「めずらしいね、あなたがそんな風に言ってくるなんて、だいじょうぶ?」女上司


「大丈夫と思います、着替えて今日は帰ります。」私


そのまま更衣室にふらふらと歩いて行った。着替え終わり帰ろうとすると入口の方に見慣れた顔が見えた、あわてて彼氏に近寄る


「こんな時間になにしてるの?」

と私は声をかける


「誰かな?」

と彼氏は返答する


「君の彼女だったと思うけれど」

笑顔だけど疲れた様子で淡々と私は答える


そんな時だった、私の視界はゆがんでだんだんと暗くなっていった


どれくらいたっただろう


気が付けば病院のベットの上で横になっていた、ほかに気が付いた事は

身体からたくさんの線が機械につながっている、何かを計測しているんだと思う


さらに左腕が動かない、またこれかと私は気が付いた


時々、左手のリングの作用のせいで気を失う事がある、小さいころには半年に1回はこの症状は起きていた、体が大きくなるにつれて症状も無くなっていった。


小学校低学年の時くらいには1度だけ彼氏になる前の彼の前で倒れた事があった。

彼は本当にあわてていて見ていられなかった、子供心でそんな状態を彼に見られたくなかったという事もあり何かあっても隠したかった。


「また、みられちゃったか」

そう、私はつぶやく


白衣の先生「気がついたかい?」

私「はいっ、久しぶりにまた来ちゃいましたね」

白衣の先生「そうだね、久しぶり一応検査の為しばらく入院してから異常がなければ大丈夫」


私の両親が部屋に入ってきた


「彼がきていたわよ」母

「そう、心配かけちゃったか」私

「体に気になる事はないか?」父

「いつも通りだよ大丈夫」私

「じゃあ、とりあえずゆっくりしていてね」白衣の先生


両親と先生は部屋から出ていく

私はベットに横になり天井を見上げる、ふーとため息をつく


「あいたかったなー」

思わず口からこぼれる


また彼は取り乱していたみたいだし悪いことをしたなと罪悪感を抱く、ふと考える

(一度彼と話さなきゃだめだよね)






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