夢と現実
僕は目が覚めた、見覚えのあるいつもの天井だ、なんか冷たい物が顔に
ふと、横を見ると部屋に母さんがたっていた、よほど眠いのか涙目で目をこすり僕に話しかける
母「おはよう」
僕「おはよう」
返事を返す。いつも通り昼過ぎだ
・・・・
あわてて僕は母に問いかける
僕「なんで家にいるの?」
母「しらないわよ、朝方にかえってきていきなり、部屋に入るなり寝て」
記憶にない、前にも同じような事があった。
「えっ夢?まさか」
僕は混乱する、そうだ彼女は?あわてて服をきがえて家を出る。
速足で歩きながらスマホで電話を掛けるコールするが出ない、『えっ』理解できない、不安がよぎる。
我慢できずに走り出す僕、限界まで走り続ける。
「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ」
息が切れる、それでも走る
家に着くとドアを必死にたたく、横に呼び鈴があわてて何回も押し続ける
ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポン・・・・
彼女の母親があわてて出てきた、
「あらっどうしたの」
落ち着いた様子で話しかけてきた、
「いるわよ、あがって?どうしたの?あわてて」
彼女の母は答える
僕はその返答に落ち着きを取り戻した、なんだかちょっと恥ずかしさがこみあげてきた。
「いえっちょっと」
僕は言葉を濁らせる
彼女の部屋に入るといつも通り彼女がいた、
なんだか1日で大人びた女性になっているようだった、だけど変わらない彼女。そして僕をなんだか、悲しそうにそして優しく見ながら微笑んだ
彼女「どうしたの?」
僕「・・・・・」
僕「昨日ここで眠っていたよね」
彼女はなんだか泣きそうでもあり、にこやかに
彼女「そうだよ、今日から新しい私たちが始まるね」
僕は安心した、良かった昨日の事は夢じゃない、やっぱり実際の出来事だったんだ、そりゃそうだよね、夢なわけがない、あんな感動忘れるわけがない。
彼女は僕をぎゅっと抱きしめてきた、僕も抱きしめた。一旦彼女は少し離れると僕を見まわして、顔を両手でそっと持ちキスをしてきた。
彼女「お帰り」
僕「ただいま」
彼女のいる場所が僕の居場所って事だろう。
そういえば彼女のリングがなくなっていた。
僕「あれ?リングは腕の?」
彼女「データのアップデートがあってから、つけない状態でもいいみたい」
僕「へーっ」
あまり気にならなかった、昨日の事が夢でなかった事、彼女と前より親密になれた事それだけで僕は有頂天になれた。
なんだか、僕は大人の仲間入りをしたような気がしたと同時に、あっけなさも感じた。初めての体験で事実、世界の何かが変わったわけではない、でも僕と彼女の関係はなかなか進まない状況からついに決定的な1歩をあゆんだと思う。
とにかく何もかもがうまくいきすぎている、そんな状態だ。
1章が完結しました。見てくれている方がいる限り書き続けるように努力しますので、よろしくお願いします。気になる点、ご指摘、ご意見などございましたらよろしくお願いします




