幕間 昴の大冒険(リベンジ)
それはスタンピード後のお話。
俺は倉橋昴11才(彼女募集中)
スタンピードは街の正騎士団と冒険者達が頑張って防衛していたが街にも魔物は侵入してきた。俺は街と親しい人達を守る為に必死に戦った。
俺はたくさんの魔物を倒した。そしてレベルも上がって強くなった。なのに…
昴は庭にある「かかし」を睨み付け、手に持った木剣で滅多打ちしている。
「バシッ!何で冒険者になれない」
「ドスッ!何でスタンピードの時に魔物の群れに突っ込ませるんだ。危ないだろが!」
昴の前にはボロボロになった「かかし」が3体転がっていた。その顔の部分は鼎と真冬と桜のものであった。
「ふぅ。今日はこれでくらいで勘弁してやる。精進しろお前ら」
昴はいつもの上から目線である。
「はぁ、時間だな。出掛けるか」
昴は颯爽と庭を後にした。
「飛翔!」
昴の飛翔はスタンピードの時に街を飛び回り、魔物を倒した活躍で街の住人達には周知な事だ。
昴は冒険者ギルドに立ち寄り中に入りいつもの受付嬢に挨拶をした。
「昴くん、待ってたわよ。今日の分はこれだけよ。地図は袋のポケットにあるわ」
昴は袋を受け取ってギルドを出る。
「飛翔!」
昴は颯爽と空を駆け巡る。
街の住人達はそれを見て手を振る。
「「今日も頑張れよー」」
「「昴は頼りになるなぁ!!」」
昴は人気者だ。
昴は地図を見て目的地に降りた。
「お荷物お届けに来ましたー」
「あら、いつもありがとね。本当に助かるわ」
昴は人気者だ。
「ではまた。飛翔!」
昴は颯爽と空を駆け巡る。
[ 昴の宅配便 ] と呼ばれて。
昴は引き合い数多の人気者だ。
「何故こうなったーーー!」
昴の悲しげな声が街に響き渡る。
昴の大冒険は、何事もなく不発だ。
短くてすいません。




