表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
集団転移にあった商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!  作者: 七転び早起き
夏希の腕試し編 ートバルの街ー
72/171

幕間 バルバドス王国スタンピード(3)

鼎は苦悩する。一体どうすればいいのか。

 突如、街の警鐘が鳴り響きスタンピードが街を襲う。その対処に皆の意見を聞いた鼎は苦悩する。


 鼎は考えている。答えが出せず苦悩している。


「あ、あのお姉ちゃん。いい難いんだけど…幸之助さんの考えで大丈夫そうな気がするのは私だけでしょうか?」


 鼎は苦悩する。


「雫もやっぱりそう思う?私もそう思う。もしかして皆も?」


 鼎は皆を見回すと、その視線は肯定を示す視線であった。(鼎は少しだけ焦る)


 この時点で最悪の場合の対処方法の本筋は決まったのであった。


「ははは、よし!次行ってみよう!」


 皆の視線は「えっ!それでいいの?」な感じの視線だった。


「街の防衛は皆で協力して行う。街の親しい人達は出来る限り1ヶ所に集めて乙女騎士団以外のメンバーが守る。街に魔物が侵入した場合は集まった人達を順次転移させる。これでいいわね?」


 皆の視線は肯定を示す視線であった。


「いや、視線だけで会話するの無しにしない?私だけ喋ってるよね…」


 皆の視線は肯定を示す視線であった。


「あ~、もう許してよ。ちょっと話を複雑にしただけじゃない」


「鼎は頑張った。 許す」


「ふふ、鼎ちゃん大丈夫よ。皆もあの話し合いで自分の気持ちを見つめ直す事が出来たからね。何が一番大切な事なのかをね」


「わぁ、桜さん。ナイスフォローありがとう!」


「お姉ちゃん、時間があまり無いよ…ギルドに早く行かないと召集に間に合わなくなるよ」


 鼎は焦っている。


「よし!街に魔物を侵入させなければ、それが一番よね。真冬、桜さん、雫、昴、菜々は今日で能力を隠すのは終わり!スキル全開で対処するわよ!」


 実は天使から付与されたスキルは特別製なのだ。

 それを通常で違和感が出ない程度で今まで使っていただけだった。(あまりハデにすると悪目立ちするから押さえてたのよね)


 鼎は暴走モードになっていた。


「巧さんは私達が街の防衛に向かったら、皆を纏めて指示を出してください。街の親しい人を集める事と、その人達に説明して最悪は街を出る事に納得してもらってください。場所は…」


「鼎お姉ちゃん、教会がいいと思うよ。あそこは広いし地下室もあるよ」


「菜々ちゃん、それ採用!巧さん、教会を集合場所にしましょう」


 菜々ちゃんは自分の意見が通って誇らしげな顔をしている。


「幸之助さんは魔物が侵入した時点で有無を言わさず転移を開始してください。でないと間に合わなくなる可能性があるので」


「政宗さんと真奈美さんは、巧さんのフォローをお願いします」


「菜々ちゃんは皆が集まった時点で教会全体に結界を張ってね。高強度を優先した結界スキルだから結界の範囲は大きくなかったわよね?教会を結界で覆う事は出来そう?」


「うん、大丈夫!」


「それと怪我をした人がいたら治療も頼むわ。あと、面倒な人が出て来たら遠慮無く魅力魔法全開ね!」


「昴は飛翔スキルと光魔法と剣聖スキルの全てを全開よ!街の親しい人に教会に集まるよう話をしてきて。護衛も兼ねてね」


「あと、私達[ 乙女騎士団 ]も、全てのスキルを全開するわよ!魔物全てをこ○す!わ・た・し・た・ち・が!!」


 鼎は暴走モード全開だ。


 さあ、戦闘開始だ!

いつもの展開ですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ