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集団転移にあった商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!  作者: 七転び早起き
夏希の腕試し編 ートバルの街ー
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幕間 雫とスラ君

前回の幕間 [ 団員No.3 調教師の雫ちゃんだ! ]で、スラ君と出会った時期を変更しました。


1ヶ月 → 4ヶ月 


設定としては、天使との邂逅後となります。

 私は[ 乙女騎士団 ]団員No.3の雫13才。


 今日は従魔となったスライムのスラ君のお話です。


 森の中の湖で出会ったスラ君は、とても可愛いんです。お肌は透き通る水色でスベスベなんです。毎日頬擦りしています。


「はぁ~、スラ君今日も可愛いね」


 朝起きての第一声が毎日これである。


( 雫 おはよ )


 スラ君は私に念話で返事をするんですよ。実は他の調教師と従魔は念話出来ないのです。(天使から付与されたスキルが特別みたいです)


 私が服を着替えて出かける準備をすると、スラ君は私の肩に飛び乗って来ます。(ここが定位置です)


 私とスラ君は何処に行くにも必ず一緒なんです。あ、トイレはさすがに1人ですよ。


 私のスラ君は可愛いだけじゃ無いんですよ。とても強いんです。出会って数日後、一緒に討伐に行って大丈夫かメンバーと一緒に森の手前の草原で確認したんです。


 相手は最強の真冬さんです。(手加減してくれるのかな…殺されそう…)


 スラ君は定位置の私の肩に乗ってプルプルしています。(こんな状況だけど癒されます)


 私の武器はショートソードてす。基本、補助魔法主体で風魔法の援護を含めての中間距離タイプです。なので防御用の武器になります。


「行く」


 真冬さんが棒手裏剣を構えています。(私、あれ避けられないんですけど…やっぱり殺されるんですか…)


 真冬さんは躊躇(ちゅうちょ)無く両手に持った棒手裏剣を放ってきました。(2つもなんてもう無理です!)


 私は何とか棒手裏剣の斜線上から逃れようとした時、スラ君が触手を2つ伸ばして、迫り来る棒手裏剣を弾きました。


「カンカンッ!」


 直後、鋭い音が響き渡りました。(真冬さん…本気で投げて無いですか?)


「スラ なかなかやる つぎ行く」


 ま、真冬さん!それ雷撃ですよね。いつもより「バチバチ」言ってませんか?


 真冬さんはこれも躊躇(ちゅうちょ)無く放って来ました。(私、痺れるだけで済むのかな…)


 雷撃が放たれ様とした瞬間、スラ君が触手を私の前に盾の様に広げました。


「バリバリバリバリッ」


 鋭い光と轟音が起きました。(スラ君大丈夫?!)


 私は目を凝らしてスラ君が広げてくれた触手を確認します。良かったです、何ともないみたいです。(スラ君の体液は純水なのかな?)


「ほほう これも防ぐ ではつ……」


「真冬!ス、ストップー。やり過ぎよ!」


「鼎 なぜ止める これは死闘だ」


「いや、真冬…これ模擬戦でしょ?なんでそんな威力全快なの?雫を殺す気なの?バカなの?」


「あっ…」


 真冬さん…その「あっ」は、何でしょうか?


「も、もちろん 知ってる スラ合格」


「はぁ、まぁ無事だったからいいけど…」


 お姉ちゃん…それで許すんだ…


「真冬ちゃん、スラ君が弱かったら雫ちゃんが死んじゃうところでしたよ。反省しないとね!」


 桜さんだけですね。私の味方は…


「スラ 強い 判ってた」


 真冬さん…汗が酷いですよ…


「でも予想外の強さだったわね。これなら雫のボディーガードになるわね。宜しくね、スラ君!」


( 任せて )


 天使から付与された調教師スキルは、やはり特別製みたいです。


「お姉ちゃん、スラ君が任せてって言ってるよ」


 スラ君の念話は調教師の私にしか聞こえないんです。(皆にもスラ君の可愛い声聞かせてあげたいな)


「これで雫の防御を気にしなくても良くなるから、私達の戦闘力は上がるわね」


 私はスラ君が皆に認めて貰えてとても嬉しくなりました。


 ふふ、私のスラ君、可愛くて強いスラ君、一緒に居られる時間がこれでまた増えるね。


宜しければ下にある☆を★に変えてみませんか?


雫ちゃんも喜びます。

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