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LILY  作者: クロラ
3/19

1‐2

一話一話短くて申し訳ないですm(__)m

「だっ、誰だ!?」




ケイタは叫んだ。



するとベッドに寝ていた女が動きだした。


そして目をあけた。


髪は金色にそまっているのに、目は真っ黒だった。



「………あ、おはよう」


女は当たり前のように挨拶した。

女は若くて、まだ中学生くらいのようだった。



ケイタはモップをかまえた。



「な、何しに来た!?

金か?うちには何もないぞ!!」


ケイタは少し強気でいった。


しかし女は普通の顔をしている。


「いえ、ただ何日かここにすみたいんです。」


女はニコニコしながらいった。



ケイタはひとまずモップをおろした。

相手は攻撃する気がないようだ。


しかし、数日住ませてほしい、ってどういうことだ?

いずれにせよ、まともに相手をしてはいけない。


ケイタはそう思い、ケータイを取り出した。

それから110をおそうとした。



すると女はあわててベッドから降りてきて、ケイタの手をつかんだ。



「だめ!それは。

私家出中なの。」


女は必死になっていってきた。


「家出中?

なら余計かけなくちゃ」

ケイタは手を振り払い、もう一度110をおそうとした。


すると



「いたっ!」



女が突然ケイタの指を咬んだのだ。


「お願い!

それだけはホントにやめて!」


かなり必死に説得してきた。

さすがにケイタも少し気が引けたのか、ケータイをテーブルにおいた。



「………じゃあせめて、あなたのことを聞かせてよ。

名前は?」

ケイタが尋ねた。



女はなぜか少し悩んでいた。


それからいった。




「私の名前は……

………リリィ!


私の名前はリリィよ!!」

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