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LILY  作者: クロラ
2/19

1‐1


前の女子高生たちがこんなことを言っていた。



「夏ってなんか特別だよねー」

「ホント、なんかいつもとは何かが違うよねー」




「……そんなことないだろ。」


バスに揺られながらケイタはつぶやいた。



彼は今までの夏のことを考えてみた。


小学生のときは、みんなと同じように外で遊び、中学高校のときも、みんなと同じように部活をがんばった。

それといって素晴らしい成績をあげたわけではないし、うまかったわけではなかった。


ただ、みんなと同じような思い出ができた。




そして今。

ケイタはみんなと同じように就職活動をしているのだ。



ケイタは時計に目をやった。


22時28分。


そしてため息をついた。




彼はおとといから東京に行っていて、たったいま熊本に帰って来たのだ。



東京でいろんな会社へいってみたが、本当のことをいうと自分の行きたいところなんてないのだ。



ただみんなと同じような会社を選んでいるのだ。




「これでいいのかな?」

とケイタはたまに思う。

そしてこう思う。


「本当にやりたいことがあるのじゃないかな?」



今日のケイタもそんなことを考えていた。


そんなことをしていると、すぐに家の近くのバス停についた。

そしてケイタは家に向かっていった。




気付いたら家の前にいた。

このボロアパートの一階の一室がケイタの家だ。



ケイタは右手をポケットにいれて、左手にドアノブをもった。

すると異変に気付いた。



「あれ?鍵が開いてる…?」


ケイタは少し考えてみた。

三日前、確かに鍵をしめた。


しかし今開いている。



一瞬大家さんが入ったのかと思った。

でも大家さんは超めんどくさがりでそんなことをするわけがない。



「じゃあ誰が……

まさか……泥棒!?」



ケイタは少し冷や汗をかいていた。


そして、恐る恐るドアをゆっくりあけた。




家の中をのぞいてみると、荒らされた形跡はなかった。



ケイタはひとまず安心した。


しかしすぐに異変に気付いた。



「…?ラベンダーのかおりが……」



ケイタは中に入り、電気を付けようとしたが、いきなりやめた。


部屋の奧が光っていたのだ。



「まさか…誰かがいる?」



ケイタは近くにあったモップを持ち、恐る恐る部屋へ向かった。



部屋を覗いた。

人影はなかった。


ただ見知らぬキャンドルに火がついていた。



「なんだこれ……」



それでも、人がいないことに安心して、ケイタは電気をつけた。


「どうやら大丈夫……!?!?」



突然、ケイタは奇声を発した。


彼はベッドをみていた。






そこには見知らぬ女がいたのだ。

これは去年書いた自身にとって二作目の小説なのですが、文章とかすごく荒い(*_*) ……どうか多めに見てやってくださいm(__)m 毎日少しずつ連載します。

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