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LILY  作者: クロラ
11/19

2‐4

この話はフィクションです……わかるか(笑)




午後一時。



リリィとハルカはとあるレストランの前にいた。


そこにKがやってきた。



「悪い悪い、少し用事が長引いて……」


Kは少し驚いた表情をした。


それもそのはずである。



リリィがゴスロリ姿でなかったのだから。



しかも、なぜかその白いワンピースで、リリィは驚くほど大人びて見えた。



「どう?K?」

リリィはニッコリしながらいった。



「あ、……に、似合ってるよ、とっても。」

Kは少し焦った。


なぜならリリィが今までに感じたことがないくらいかわいく見えたからだ。



「えへ、ありがとう」

リリィは本当にうれしそうだった。



「…じゃあ、飯たべよっか。」


そういって三人はご飯を食べた。



三人とも本当に楽しそうだった。







・・・・・・・

食事がおわると、三人は近くの遊園地にいった。

小さい遊園地だが、それなりにアトラクションはあった。



リリィは遊園地に来たのは初めてで、一番はしゃいでいた。

特にメリーゴーランドはかなり気に入ったようだ。



Kは家からもってきたカメラで、外から写真をとっていた。



リリィの笑顔をとった。


そしたら何故か午前中にみた、あの写真を思い出した。



「……」


Kはカメラを見た。



父さんはこのカメラにどんな想いをこめたのだろう? 




そんなことを考えていた。






・・・・・

「ねぇ、あれのりたい!」

リリィが指差した。



それは観覧車だった。



ハルカが口をあんぐりあけた。


「……高い…」

ハルカは高所恐怖症だったのだ。


「…K、悪いけど二人で行ってきて」

ハルカがそういった。


「……うん。わかった。」

仕方なくKはリリィと二人でいった。




いざ二人で中に入ると、Kは変に緊張してしまった。


今日の真正面から見るリリィは、すごく大人びていて、いつもと違ったのだ。



しばらく二人は黙っていた。

リリィは外をひたすらみていた。 

Kは考え事をしていた。



「……ねぇ、K」

先に話しだしたのはリリィだった。


「あなたの夢ってなに?」



「夢?」

Kが返事したその時である。




「!?」



ゴンドラが大きくゆれた。


Kは何がおこったかわからなかった。


ただ観覧車のてっぺんであることはわかった。




アナウンスが流れた。

「只今遊園地のメイン電気が事故により停電しました。

復旧には最低30分かかると思われます。

急いで復旧作業をいたしますので、しばらくゴンドラを揺らさないでお待ちください」


Kは焦った。

別に観覧車が止まったことはどーでもよかった。




問題はリリィとしばらくこの近距離で二人でいることだった。

心温まる、ほのぼのとした小説を探しています、あなたのオススメの小説教えてください(>_<)

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