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Prologue

星の数ほどある光

飛び散る汗

割れんばかりの拍手と歓声


ステージの中央に立つ彼女と仲間たちの表情は一点の曇りもなく晴れやかだった。

高揚と興奮と感動とが入り交じり涙を浮かべる者もいる。

やってやったぞと強い目をする彼女は会場を見渡すと深く深くお辞儀をした。

一段と大きくなる歓声に彼女は笑う。


ここはパフォーマンスをする者にとって目標でありスタート地点。

“ HALL 銀河鉄道 ”

星の数ある原石が自ら光るための最初の場所。

登竜門と言ってもいいかもしれない。

ここから多くのパフォーマーが生まれ、彼女もまたそんな夢を見続けた1人だった。

歓声が高く遠く響いていく。

ホールの天井を突き破り世界全体がぐわんぐわんと揺れる様な錯覚に囚われながら彼女は遠く天を仰いだ。


「私は夢を掴んだぞ‼︎」


彼女の夢はここで終わるのだろうか。

否、それは彼女次第である。



“銀河鉄道”


そこに乗れるのは諦めず夢を見続けたほんの一握りの選ばれし人。

そして乗り続けられる切符は古い夢を捨て新しい夢を見続けられる者にのみ_________……。

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