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蒼穹のメモリー  作者: 凪さん。
1/12

今夏




―――――――――――――――――――――――――――――




期末が近いのよ




ぬふふん✻





―――――――――――――――――――――――日差しがあつい。




照りつける朝からまぶしい光の中俺は起床予定時間47分前に起きてしまった。



           「「これだから夏は」」


そう思いながら重い足を引きずり、顔を洗い、制服に着替えた。




たるい。





朝食であるミニクロワッサンを銜えながら倉庫から少し錆びた自転車を出す。


コイツは俺のお気に入りだ。


物にお気に入りがあるとか幼稚すぎるが本当にこの自転車は心から大好きだった。





自転車をこぎだすと、穏やかな潮の風が頬を撫でる。


「今日は少し重っこい風だな。」


―――気圧でも下がってんだろうか。風の感触が異様に重たい感じがする。




ここ数十年海とともに暮らしてんだ。俺の勘に狂いはない。




今日も平凡だ。今年の夏も何事もなくただただのんびり過ごしたい。


これが俺なりの高校生活。






――――――――――――――――――――――――――――――――――




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