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C2~契約の紋章  作者: 小椋杏
はじまり
1/7

プロローグ

 神々は、人々と契約した。


 地神は、繁栄を

 水神は、慈愛を

 風神は、知性を

 火神は、勇気を


 それぞれ望みしヒトに与えよう、と。


 光神は、創造を

 闇神は、破壊を


 それぞれ司りし契約の子を、その地に遣わそう、と。



 お前たちが我らを裏切らない限り、契約は失われないだろう、と。

 六つの聖域に、神々は誓いを立てた。



  *




「おめでとうございます、ブランネイジュ公」

 周りからの祝福を、しかし彼は心から受ける事ができなかった。

(ああ、なんということだ)

 妻との間に授かった、最初で最後の子供は、珠のような男の子であった。

 いずれ、この家を継ぐことになる、大切な子供。

 母親に似た、色素の薄い肌や髪、そして瞳の色は、「白き雪」を冠するこの家の者として何よりもふさわしいだろう。

 しかし。

(なぜこの子なのだ――)


 この子供は、神との契約を、その手に宿していた。



C2


 それは、契約によって結びついた者達の物語――


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