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非効率の美しさ
いつもの風が吹き消える
なくなったものは帰らない
欲しかったものは有り続けるが
意識側がそれを追わないのだ
人はそれを繰り返すが
しっかりと諦めと呼ばないから
諦めることが出来ないものが生まれ
諦めることが出来ないと
時間を使い続けてしまうのだ
それを良いとするか
悪いとするかは分からないが
人間らしいものであること
それだけがそこにある
非効率な命に必要な非効率なことだ
自然に組み込まれなくなってしまった
ただの穀潰しに必要な無様さと
存在に必要な綺麗さがある
意識に対する素直さだ
時間より欲しいものがある美しさだ
価値の形などは
個々の定義によるもので
普遍的なものには出来ない
管理する側はそれを非効率だと思うし
管理される側はそれを非効率だと思う
だが、どちらもそれを止められない
奪って仕舞えば
立ち行かなくなるのは奪った側だからだ
人の文化が続く限り
言われてしまうことになる
既に例題はあるだろう
それが人の美しさであると
諦めずに定義している




