表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Blood Times-吸血鬼たちの小夜曲(セレナーデ)  作者: 弁財天睦月
闇夜のその先

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/119

3-13

「引き上げるって、どういうことです?」


白石が勢い込んで反応した。

天女目は落ちついている。

川上からの次の言葉を待っている。


「あの装備には不具合が見つかった。

使ってると火だるまになるか爆発するか?

全身に電動ワイアーが張り巡らされている。

そのワイアーの不具合らしい」


「それで使うなってことですか?」


「そうだ。

危険すぎる。

再調整のために一度返却する。

そのため人員集めも中止だ」


「それはいつまでになります?」


「わからん。

業者次第ってことになる」


部屋の中には3人しかいない。

盗聴でもされてない限りは外部には漏れない会話。

天女目と白石が座る前に川上が座っている。

ここからは次の言葉が出てくるまで少し間があった。


「すべてが整うまで我々はなにをすればよいのでしょう?」


やっと天女目が口を開いた。

すでに決定してしまったことなのでなにを言っても無駄だと冷めた物言いだ。


「訓練は続けておいてもらいたい。

有事の際には出動してもらうことになる」


本当の話なんだろうかと天女目は少し疑っている。

自分が身を持って装備品すべてを試したところ問題はなかった。

そこに関しては購入時に念をおして買ったと言ったのは目の前に座る川上幕僚長だ。

それが急に不具合?

おかしな話だ。

そうはいっても天女目たちは技術者でもないわけなので調べようがない。


川上からの連絡、命令といってもいいが15分もかからずに終わった。

白石は疑問を口にせず素直に従うつもりだ。

それが自衛官が従わなければならない上下関係。

天女目には少し考えがある。

それは彼の生まれ育ちが特殊なものがあることに関係している。

自衛官として組織で活動するほうが情報から人的にも充実している。

そしてなによりも機動力もある。

複数ヶ所での対応も同時にできる。

以前から考えていたことがある。

特殊な環境で生まれ育っているのでそれを使わない手はないのではないかと強く思うようになっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ