表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Blood Times-吸血鬼たちの小夜曲(セレナーデ)  作者: 弁財天睦月
闇夜のその先

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/118

3-5

ウィッカー少佐は端正な顔立ちだ。

反面、冷たい印象もある。


「それは···

その···」


川上幕僚長が非常に驚いた目を向けている。

政治献金?

まさか防衛大臣と吸血鬼どもが裏でつながっていた?

寝耳に水の話だ。


「我々の活動に口をはさまない。

そういうことで話はまとまったはず。

そのためにこちらもまとまった金額を渡している。

違いますか?」


「そ、それはわかっていますが···

何があったのでしょうか?

詳しく教えていただがないと···」


「あぁ、そういうこと、知らなかった?

事前に知らされてなかった。

報告さえも受けてなかった。

そういうことか···」


「川上幕僚長、何があった?

何をした?」


和久井大臣は一瞬で血相を変えている。

防衛大臣である自分の承諾なしで自衛隊が勝手に動いたのか?

それともうひとつ、使途が曖昧な360億円という巨額の費用が上がってきているのだが、これは何だと自衛隊幹部である川上幕僚長に問いただしたかった。

これもまったく知らなかったことだ。

事後承諾だという形になって数字だけが出てきた。

なにひとつ相談がなかった。


「協定を結んでただろ。

それなのにいきない襲いかかってきた」


それまで黙っていた天童華鈴中尉が冷静な声を上げた。

怒ってるわけでもないのだが逆に気持ち悪さがある。

また和久井大臣が非難する目を川上幕僚長に向ける。

秘書の森田も驚いている。


「勝手にやったのか?

そんなことは何も聞かされてないが···」


和久井大臣の怒りを抑えた声が室内に響く。

しばらくは無言の状態が続く。


「まぁ、こちらとしてはいい運動になった、といった程度だったんだがな。

残念ながらってのは何人くらいだ?」


ウィッカー少佐が隣に座っている天童華鈴副隊長に尋ねる。

余裕を垣間見せる態度と声音だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ