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Blood Times-吸血鬼たちの小夜曲(セレナーデ)  作者: 弁財天睦月
闇夜のその先

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78/119

3-3

ドアが開いたと同時に次々と進入していく。

直前になって天女目の指示でアサルトライフルからハンドガンに持ち替えることになった。

屋内でならハンドガンのほうが扱いやすくなるという判断からだ。

ハンドガンは月読が使っているものと同じベレッタM93R。

弾丸を対吸血鬼に特化したニンニク弾を使用。

組員は知らないがマダムなんとかという正体不明の闇の商人から買い揃えたもの。

マダムの店では金さえ払うことができるならなんでも手に入れることができる。

例えば大学受験に関してだと事前に問題が手に入らないかと相談したとする。

金さえ払えるならそれも可能。

自衛隊上層部の判断で違法ともとれるマダムの店を利用した。

対吸血鬼に有益なものはこの店での購入が最も早くて確かなものがある。

警察ではないんだから細かいことは言ってられない。


屋内はまっ暗闇。

自衛隊が使っていた個人暗視眼鏡JAVN-V6より今回使っているヘルメット一体型の暗視システムのほうがより鮮明に見える。

フルフェイスに近いタイプでもあるので視野も広い。

肌を露出してる部分も失くなっているので、吸血鬼に弱い部分を攻撃されることはカバーできる。


1階から順に見ていくことになる。

全員が緊張している。

会話は骨伝導のインカムで最小限の音声で行う。

短期間での訓練しか実施してないわりには連携が取れている。


1階を慎重に隅々まで見て回った。

誰もいない。

2階も用心しながら各部屋を時間をかけて調べていった。

このフロアも誰もいない。

天女目はおかしいことに気づいた。

前回突入した時、リアルタイムで見ていた。

カメラを通してだったが医療機器のようなものがあったはず。

それらが失くなっている。

どういうことだ?

まさかとは思ったがまだわからないので天女目は黙っていた。


3階と4階も調べてみた。

吸血鬼はいない。

捕らえられていた人たちの姿もない。

遅かったとはっきりわかった。

すでにどこかへ移動してしまっていた。

戦闘覚悟で勢い込んで突入したのに拍子抜けだ。

残留物などもない。

痕跡を残さないように徹底している。


1階に降りてもなんの動きもなかった。

完全に引越をしている。

外に出て見張っていた自衛隊員に声をかけた。

その隊員たちも無人だとは気づいてなかった。

とんだ無駄な時間を費やしていたことになる。

移動しなたとなると前に見張っていた自衛隊員たち全員が行方不明になった時だろう。

その時に移動と同時に自衛隊員たちを連れ去ったと考えられる。

安否は不明のままだ。

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