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Blood Times-吸血鬼たちの小夜曲(セレナーデ)  作者: 弁財天睦月
闇夜のその先

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1-9

自衛隊員たちは建物内への突入は断念させられた。

あまりにも情報不足で危険すぎるからだ。

その代わり24時間体制での監視に入った。

特に夜には活発になるはずなので真夜中に人員を増やしていた。

強行にというのはできなかった。

周囲は住宅地でもある。

大規模なアクションを起こすためには住人を避難させてからになる。

そうなると自衛隊としては単独ではできない。

政府に説明して会議、承認、命令までの時間のかかる手続きが必要になる。

面倒くさいんだがそれがルールだ。

そんなルールに縛られているから真夜中に監視していた自衛隊員が全滅した。

定時連絡がないので異常事態発生と判断された。

急遽、偵察隊が派遣されることになった。

車両はあるのだが隊員たちの姿がない。

最初の荒木が率いていたチームのバス車両は市ケ谷駐屯地に移されていた。

次のチームのトラック3台だけがそのまま路上にあるだけ。

自衛隊員24名がこつ然と姿を消してしまった。

荒木たちのチームと合わせて49名もの自衛隊員たちが消息不明となってしまった。


この異常事態を重くみた上層部は隊員たちの張り込みを見合わせる決定を下した。

周辺の住人たちのことが気がかりでならなかったが何事もなかったといった日常生活は継続している。

またこれだけの人数の行方がわからなくなってしまったので隠しきれるわけがない。

そこで訓練中の事故のために行方不明となったとだけ一方的に苦しい公表をしている。

取材などにはいっさい応じないといった姿勢は非難を浴びることになった。

それでも沈黙を守ることによってマスコミ関係者たちも別の事件へと駆り立てられていった。

いつまでもひとつの事件にこだわっている報道人は少ない。

なんとなくうやむやになっていった。

真相は闇夜の中にだけ残った。


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