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Blood Times-吸血鬼たちの小夜曲(セレナーデ)  作者: 弁財天睦月
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125/132

3-4

でたぁ、ウザがらみ。

逆だろうが。

年上に向かってなんだその口のきき方は。

こっちは1780年代頃の生まれだぜ。


「あぁ、クソがきはてめぇだろうがぁ」


「なんだ···」


次の言葉は言えなかった。

目にも止まらない速さでちよの跳び蹴りが胸に入った。

男は吹っ飛んでいった。

10メートル近くはいったかな?

ちよとしては信じられないほど大幅に手加減したつもりだった。

それでも肋骨は何本か折れただろう。

ちよが本気で一撃を入れてたら心臓破裂で即死だ。

男は死んじゃいないだろうが一生身体障害者かもしれない。


「なにさらしとんじゃ、このクソがきがあぁ」


まさかとの驚きもあるが弱味も見せられない。

まぁ、そんなところか。

こいつがリーダー格みたいなヤツか?

ゴリラみてぇだな。

面倒くさいなぁとちよはげんなりしている。


「がきだって容赦しねぇ···」


1、2、3秒。

面倒だから、おそらく日本人の5人のにいちゃんたちを半殺し以上で終わらせた。

3秒もかかってしまった。

あのゴリラは路上で全身痙攣中だ。

年下のクソがきがちよにケンカを売ること自体が大間違いだ。

ゴリラよりパワーもスピードもちよのほうがかる〜く200倍以上はある。


「こんなもんかね」


ちよは路上で戦闘不能になっている人間たちを見回して腰に両手をあてて得意気だ。

「行こう」と時雨のもとへテッテッテッと駆け寄っていった時。

「危ない」と時雨に突き飛ばされた。

えっ、なにとちよは事態がまったく飲み込めてない。

路上に倒れたちよは素早く状況確認。

こういうところ長年の戦闘経験から身についたものだ。


時雨が負傷している。

敵?

どこだ?

ちよは立ち上がった。

あいつか?

背後にいる外国人。

吸血鬼の反応はない。

その外国人が妙な構えで進んできた。

無表情で不気味だ。


外国人が心臓にあてていた右腕を水平に動かした。

なにかを飛ばしている。

ちよのほうが反応が速い。

危険性の高いブニョ〜ンと伸びてきたそのなにかを身を低くして避けてから猛ダッシュ。

ちよの反射能力のほうがはるかに上回っている。

そのまま謎の外国人の懐に簡単に入る。

腹に向かって全力ストレートをおみまいする。

妙な感触があった。

拳にブニョっとしたなんともいえない感触。

外国人は水平に超高速で60〜70メートルくらいは吹っ飛んでいった。

普通の人間だったら間違いなく内臓破裂だ。


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