表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Blood Times-吸血鬼たちの小夜曲(セレナーデ)  作者: 弁財天睦月
再び

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

114/124

1-5

「そうなんですか。

それでその『死人の樹液』というのを持ってるんですね?」


あぁ、これだと道命はバッグの中からミニボトルを取り出した。

百均で買ったミニボトルにお猪口1杯分を小分けしている。

その中の1本を白石に見せた。


「なんか、なんていうか毒々しいほどの緑ですね。

これを飲めば鬼人化できると、超人になれるんですね?」


「あぁ、もう何度も試してる。

誰にも知られないように密かにいろんなことを試してる」


そう打ち明けてしまうと白石は大いに興味を示した。

自分もやってみたいと言い出した。

どうなるかはわからないぞと念を押しても試しみたいと言い張る。

まぁ、別に死ぬわけでもない。

ダメでも高熱や腹痛くらいを2〜3日がまんできれば終わりってことになる。

それに1人より2人になったほうが心強くもある。

それが信頼できる白石順美であればいうことなしだ。

やってみないとどうなるかはわからないんだがな。


そういうことで話はまとまった。

さっそく午後から試してみることにした。

思いたったら吉日だ。

この代々木公園てできればよいのだがそういうわけにもいかない。

どうしても人の目がある。

そこで人目につかない場所って考えていた。

近場で使える場所ってどこかないかなと2〜3日考えていた。

ネットで検索してたら偶然に見つけた。

世田谷区経堂にあった小学校の跡地。

まだ解体もせずそのまま残っている。

立ち入り禁止になってるだろうが構うことはない。

勝手に入って体育館を使わせてもらう。


ミニボトルは数十個はある。

失くなったら祖父か兄から送ってもらうことになっている。

いちいち取りに帰ることができない。

それと確かめたわけではないが保存というのができるかどうか?

さらに使い続けるとどうなってしまうのか?

検証できてないことが多すぎる。

安全は確保されてない。

検査してもらうってことができないでいる。

過去の記録などもない。

完全に見切り発車の状態。

それでもやるつもりだ。


白石とともに小田急線の経堂駅を出た。

歩いていて見つけた町中華に入って早めの昼にする。

自衛隊の給食ではまずお目にかかれないラーメンとライスにギョーザ。


廃校になってる小学校内に不法侵入する。

これは仕方ない。

適当な場所が東京都内ではなかなかない。

人の目が多すぎて困ってしまう。

次からは奥多摩にでも行こうかと白石と話し合っていた。


平日の昼間なのに誰もいない小学校は寂しいものがある。

体育館を見つけて無理やり中に入った。

ちょっと薄暗い。

ここで鬼人化とはどんなものかと白石に見せることになった。

白石は無言でいたが驚きは隠せてない。

人間がこんなことできるようになるなんてと大絶賛。

ほんの10分程度のデモンストレーションだったがすっかりヤル気になっている。


さっそく白石も「死人の樹液」を飲んでみることになった。

本当にマズい。

青汁よりはるかにマズい。

例えるなら腐りかけた緑の草を飲んでるようだった。


白石に変化はなかった。

道命はいろいろ試してみた。

なにをどこまでできるのかはまだ完全には把握できてない。

鬼人化できる機会があるのなら1回でも無駄にはしたくなかった。

やれることは全部やってやろうと思うだけ。


この日の夜、白石は高熱で2日間寝込んでしまった。

まさかの白石も鬼人化できることが判明した。

こんな近くに適応者がいるとはと道命は驚くことになった。

有力な相棒もできたことだし、自衛隊には籍を置くが時には独自の戦い方ができるようにもなった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ